信仰雑感

王様マインド、奴隷マインド

ある本にこんなことが書いてあった。 善い王様は「自分は国に対して何ができるか」を考える。一方、奴隷は「国は自分に対して何をしてくれるのか」と考える。 家庭もある意味、国。王様マインドは「自分は相手に対して何ができるか」と考えるが、奴隷マイン…

シロツメクサ

シロツメクサはクローバーの別名でおなじみ。シロツメクサは本来三つ葉だが、ときどき四つ葉のものがあって、四つ葉のクローバーは幸せのシンボル。セント・パトリックがクローバーの三葉を「信仰・希望・愛」にたとえて、4枚目を幸福と説いたことに由来する…

だめな子ほど可愛い

できる子が可愛い。それは罪ある人の愛。ダメな子ほど、かわいい。それは罪のない天の親の愛。実はダメな子などいなくて、人が勝手にダメだと決めつけて、たがいに苦しんでいるだけだから。だからイエス様はダメな子と周りの人から決めつけられていた人のと…

共同体へと

わたしたちは共に生きる共同体の交わりを、そこにあるのが当然と簡単に考えがちです。土の存在をことさら意識しないように、共同体がそこに存在していることさえほとんど意識しません。 今世紀初頭、エチオピアの国土の40パーセントは森林でおおわれていまし…

感謝の効用

感謝の思いが湧き上がってくる心の状態を保つことは大切ですね。 心のバランスを整えるためには、「感謝」の気持を持つことがいいように思います。 正義感が強かったり、自分が正しいと思うことを貫こうとすると、つい、周りを責めてしまったり、自分を責め…

人間らしく、こそ

「・・・それは自分を神に全く明け渡しているときに、もっとも自分らしさが表れるというものです。私の行動は、それが私を通して働かれる御霊の行為であるときに、もっとも嘘偽り、見せかけがないのです。何よりも神を畏れているときに、もっとも人間豊かな…

本来のステイタスを認識する

人は目的を持って神に造られた。 人は、神に似せて造られた最高傑作。 人は、神から愛されている。 聖書は基本的にこのように人間について教えていて、ここに立つと生きる力とエネルギーが湧き上がってくるのですが、日々周りからはそれとは反対のメッセージ…

ちょっといい話

明日20日は第35回目の「聖書を読む会」 いつもその案内チラシの裏面に、短く「ちょっといい話」を載せて、ポスティングします。今回は、こんな内容でした ピアニストのフジ子・ヘミングさんは6歳からピアノを始め、10代で才能を開花させました。 27歳でヨー…

先生と呼ばれること

牧師をしていると、人から「先生」と呼ばれることが、よくあるのですね。うちの教会に来てくださる方は、「牧師さん」とか、「藤井さん」と呼んでくださるのですけれども、他の教会の方からはよく「先生」と呼ばれることがあるのです。かくいう私も、他の教…

祈り 雑感メモ

祈りと生活の間で妥協が起こると、祈りは必ず行き詰ります。 祈りは生活がよって立つべき精神的支柱を決定するものでなければなりません。 しかし、これを逆転させていることが非常に多いのです。 日々の必要を並べ立て、買い物リストを読み上げるような祈り…

祈り

「祈りは神を、ではなく祈るものを変える」キルケゴールそしてわたしが変わるなら、まわりも変わっていく。

「あきらめず」

南米チリのサンホセ銅山での落盤事故で、地下680メートルに閉じ込められていた33人の作業員たちが、全員無事救出されたのは、まさに現代の奇跡でした。 炭鉱での落盤事故と聞くと、土砂の下敷きになれば即死ですし、幸い落盤からは逃れても、空気や水、食料…

聖書的労働観

「神のかたちを持つ人間に与えられた最初の仕事は、神が創造し、良しとされた世界を管理し(創世1:28)、エデンの園を耕し(創世2:15)、被造物に名を付けることだった(創世2:19)。人間の労働は、被造世界に秩序を与え、発展をうながすこと、…

ホーリスティックなキリスト教世界観の構築

東京基督教大学の稲垣久和氏がブックレットの中で、「日本においてキリスト教が広まらない原因を一言で言えば民衆文化から遊離しているからであろう」と語っています。

「柔和」

「柔和な人々は、幸いである、/その人たちは地を受け継ぐ。」マタイによる福音書5章5節 広辞苑によると「柔和」・・・性質態度がやさしくおとなしいこととありますが、ただ、この聖書の「柔和」という言葉は、そのようなやさしくおとなしい、という意味では…

チラシを配りながら考えたこと

昼間は暑いので、朝早くチラシを配って歩くのですが、チラシを配りながら、いつもこのイエスさまの言葉を思います。

「会うために」

わたしの長男の嗣音(しおん)は今、2年生ですが、彼の初恋は2歳の時でした。初めて好きになった女の子の名前は、チーチャン。哀れにも、恋の病にかかった嗣音君は、うなされたように、毎日、毎日こう言ったのです。 「チーチャンが、見たい」 うーん。なる…

結婚生活も努力が大切

庭にいくら美しい花を植えても、努力して手入れをしつづけなければ、そのうち雑草でいっぱいになりますね。 夫婦関係というお庭も、いくら素晴らしい花を植えたつもりでも、努力を怠れば、雑草でいっぱいに・・・ さて、神さまに祈って力をいただいたら、今…

十字架の力

わたしたちのために命を捨ててくださった、イエスさまの十字架。今朝、その十字架の力について印象的なエッセイを読みました。 ある時、ノルウェーの劇作家イプセンが友人と精神科病院を訪問しました。一時間ほど歩き回って患者と話をしてみましたが、誰もが…

モンスターペアレントって

今、モンスターペアレントといわれる、親が増えているそうです。 モンスターペアレントの行動例 教育評論家尾木直樹法政大学教授によると5つのタイプがあるとされている。学校依存型(子供を朝起こせ、学校で汚れたので洗濯してくれなど「何でも学校に押しつ…

「神の声を聞き分ける」

日本人は神というと、なにか神秘的な存在をイメージします。 「何ごとのおわしますかは知らねども かたじけなさに涙こぼるる」と、西行法師が伊勢神宮を詣でたときに詠んだ句が、言い表してますように、日本人は神様を「なにかよくわからないけれども、かた…

「無償だから価値がある」

<今週の週報から> 人はとかく、手に入れるために何の努力もいらないものには、価値がないと思うものです。 かえって、手に入れるのに努力が必要であればあるほど、それに価値があると思ってしまいます。 しかし、よく考えてみますと、わたしたちにとって、…

信仰生活は戦い

聖書は、明らかに信仰生活は戦い、と語ります。 ・自分の罪との戦い。 ・悪の霊(神から引き離すもの)に対する戦い。 ・この世界の価値観(財産、権力、欲望)との戦い ・困難、問題、試練との戦い 罪とは一言で言えば、神と人を愛さないこと。罪との戦いと…

科学と信仰

科学とは簡単に言えば、実験をしてその結果を調べること。こういう実験をしたら、こういう結果が出ました、ということまでが科学の領域。 その結果を解釈して、意味を与えるのは、思想哲学であり信仰の領域。 たとえば、科学は人間を分析して、60兆の細胞か…

なぜキリストが必要

わたしたちには、なぜキリストが必要なのでしょうか? ゴミ箱にたとえてみましょう。家にゴミ箱がなかったらどうなるでしょうか? はじめはよくても、そのうちに、家の中はゴミでいっぱいになり、悪臭を放つようになるでしょう。 人間は生活しているだけで、…

今日の黙想

オークブルック・キリスト教会(米国イリノイ州)の牧師であるダニエル・マイヤー師は、最近の説教の中で、次のような体験談を語っている。 「何年も前のことであるが、エクアドルの山地を二週間ほど旅したことがある。そこには、クチュア族というインディオ…

野菜と神の国

日曜日の説教の準備を終わらせ、週報も作り終えると、ほっと一安心。 夕方、教会の庭のプランターに植えた小松菜を少し収穫して、お味噌汁の具に。 今、小松菜のほかに、みず菜、じゃがいも、ナス、トマト、レタスなどを育てています。自分は野菜など育てる…

聖霊の満たしと互いの関係

以下の聖書箇所が告げるようにイエスさまの霊、すなわち聖霊に満たされるということと、夫と妻とが互いに愛し合い仕えあうということは、リンクしていて、 聖霊に満たされることなくして、互いに仕えあう麗しい人間関係はないわけです。聖霊に導かれないと、…

十字架への黙想 柔和

イエスさまが十字架にかかることを覚悟されエルサレムに入場されたとき、乗っておられたのは、馬ではなくてロバでした。「シオンの娘に告げよ。見よ、お前の王がお前のところにおいでになる、柔和なお方で、ろばに乗り、荷を負うろばの子、子ろばに乗って」…

「おくりびと」と「関係の癒し」と「福音」

映画「おくりびと」が、なぜ多くの人の心に受け入れられたのかなと、自分なりに考えてみました。 物語は、納棺の式を中心に、いくつかのエピソードが綴られていくのですが、そこの「死者」を囲んだ人間関係の中で、何が起こっていくのかというと、人間関係の…