ちょっといい話

明日20日は第35回目の「聖書を読む会」

 いつもその案内チラシの裏面に、短く「ちょっといい話」を載せて、ポスティングします。

今回は、こんな内容でした

 ピアニストのフジ子・ヘミングさんは6歳からピアノを始め、10代で才能を開花させました。
 27歳でヨーロッパに渡りますが、貧乏なせいもあってなかなかデビューできません。35歳の時、世界的な指揮者レナード・バーンスタインの援助でソロ・リサイタルを開催できる運びとなりましたが、直前に耳が聞こえなくなり、リサイタルはキャンセル。
 その後も不遇の時がつづきます。
 有名になるチャンスはもう来ないかもしれない。失意の中にあるときに、教会でこんな言葉カードをもらいます。

「たとえ、遅くなっても、まっておれ。それは必ず来る、遅れることはない」(ハバクク書2章3節)

 その翌99年、NHKのドキュメント番組「フジ子〜あるピアニストの軌跡〜」が放映され、大反響に。発売したCDが爆発的に売れ、瞬く間に世界的なピアニストになりました。

 夢が大きいほど、目指す山が高いほど、そこに至る道は長く険しいもの。もう無理だ、進めない、と諦めたくなる時が一度ならずあるものです。

 その時、希望を捨てずに待つことができるか。

 待つ。それは信じること、信頼すること。つまり、「待つ」とはまさに「信仰」です。

「聖書の88の言葉」から引用