神の招きに応える

 

「わたしは聞いた。主が言うには、『わたしはだれを遣わそうか。だれがわれわれのために行こうか』。わたしは言った、『ここにいます。わたしを遣わしてください』」(イザヤ6:8)

神の呼び声は、常に私たちの周りに響いています。しかし、その声に耳を傾け、応答するのは私たち自身です。イザヤは、主の声を聞き、躊躇なく自らを捧げました。彼の応答は、信仰の深い姿勢を示しています。主の呼びかけに対して「ここにいます」と言える勇気は、神への深い信頼と、神の計画への自己の委ねから生まれます。

しかし、神の言葉に対する私たちの応答は、いつも肯定的ではありません。「彼らの心を鈍くし、その耳を重くし、その目を閉じさせよ」(イザヤ6:10)。これは、神の言葉に耳を塞ぎ、心を閉ざす人々の姿を示しています。神の言葉に対する拒絶は、心の硬化をもたらし、真実から遠ざかる原因となります。

この箇所は、神の呼びかけと人間の反応の間のダイナミクスを示しています。神は常に私たちを呼んでいますが、その呼び声にどのように応答するかは、私たちの心の状態によって異なります。イザヤのように、神の呼び声に「ここにいます」と応答するためには、心を開き、神の言葉に耳を傾け、その導きに従う必要があります。

神の言葉を受け入れることは、時には困難かもしれません。しかし、私たちの心を神に向け、その導きに従うことで、神の愛と真実の光を私たちの人生に宿すことができます。神の呼び声に応えることは、私たちの信仰の旅において重要な一歩です。

祈り: 主よ、私たちの心を開き、あなたの言葉に耳を傾けさせてください。私たちがあなたの呼び声に応答し、あなたの愛と真実に従うことができるように、私たちの信仰を強めてください。アーメン。