『主の声に応える心』

エレミヤ1章4節~8節 

1:4 主の言葉がわたしに臨んだ。

 1:5 「わたしはあなたを母の胎内に造る前から/あなたを知っていた。母の胎から生まれる前に/わたしはあなたを聖別し/諸国民の預言者として立てた。」

 1:6 わたしは言った。「ああ、わが主なる神よ/わたしは語る言葉を知りません。わたしは若者にすぎませんから。」

 1:7 しかし、主はわたしに言われた。「若者にすぎないと言ってはならない。わたしがあなたを、だれのところへ/遣わそうとも、行って/わたしが命じることをすべて語れ。

 1:8 彼らを恐れるな。わたしがあなたと共にいて/必ず救い出す」と主は言われた。

 

 

エレミヤ書1章4節から8節にかけての言葉は、私たち一人一人にも響きます。エレミヤは若く、経験に乏しい自分に神が大きな役割を託すことに対して、恐れと疑念を抱いていました。それは、私たちが神の声に応える際に感じる不安と重なります。神はエレミヤに「恐れるな」と言われました。これは、私たちにも向けられた言葉です。

神はエレミヤの存在を、母の胎にいた前から知り、彼を選び、預言者として立てられました。これは、私たち一人一人が特別な目的のために神によって選ばれ、愛され、用いられることを意味します。神は私たちの能力や経験よりも、信仰と従順を重んじます。

「恐れるな、わたしはあなたと共にいる」という神の約束は、エレミヤにも、私たちにも力を与えます。不安や疑念の中で、神は私たちを見捨てることはありません。彼は私たちと共に歩み、困難を乗り越える力を与えます。

この箇所から、私たちは自らの弱さを認め、神の導きと保護に信頼を置くことを学びます。神が私たちを呼び、用いることは、私たちの人生において最大の栄光であり、その使命に応えることは、深い喜びと平安をもたらします。エレミヤのように、私たちも神の恵みと力を信じ、神の計画に従う勇気を持ちましょう。