2004-01-01から1年間の記事一覧

「神を待ち望む」時

「主よ。あなたの道を私に知らせ、あなたの小道を私に教えてください。 あなたの真理のうちに私を導き、私を教えてください。 あなたこそ、私の救いの神、私は、あなたを一日中待ち望んでいるのです。」 (詩編25章4節〜5節 新改訳) 「神を待ち望む」。神を…

聖書の奇跡と超能力

社会学者の橋爪大三郎氏はこういいます。 「イエスは病人を治し、死者を蘇らせ、水の上を歩くなど、かずかずの奇跡を起こしました。奇跡はよく、オカルトや超能力と混同されます。しかし奇跡は、預言者が神の権威を背景にしていることを証明するためのもので…

本番に向けた準備

「私たちがいま住んでいる、天幕の家が取りこわされると〔すなわち、私たちが死んでこの肉体を離れると〕、天にある新しい体、永遠に保証された家がいただけるのです。 それは、人の手ではなく、神様の手でつくられた家です。」(2コリント5:1 リビング…

愛を叫んでいるというのに

ある学者によると、「冬ソナ」とか「世界の中心で愛を叫ぶ」などの純愛ドラマがはやるのは、戦争や失業などの社会的不安が高い時だそうです。確かに前回の純愛ブームは、1991年頃の湾岸戦争のころで、大ヒットドラマは『101回目のプロポーズ』や『東京ラブス…

敬老の祝い

今日は人生の先輩方を覚えて教会でお祝いいたしました。 人生長く生きるということは、喜びと共に、悲しみや苦しみを沢山経験してこられたということであります。あの先輩方の笑顔の奥に、幾多の困難を経なければ得られない、キリストにある練られた品性を見…

祈れない、祈らない

祈らないのは怠慢ではなくて高慢といわれます。忙しいから祈れないのではなく、神に祈らなくてもやっていけると思っているから祈らない。弱いから祈れないのではなくて、強いから、自分にまだ自信があるから祈らないのです。

「キリストの再臨に備え、彼をつかまえた」

アテネ五輪最終日の男子マラソンのレース途中、ブラジルのバンデルレイ・デ・リマ選手の走行を妨害したアイルライド出身の自称元司教、コーネリアス・ホラン容疑者は、昨年のF1英国グランプリや、テニスウィンブルドン選手権にも乱入した常習犯だそうです…

平安は神を知るところに

「・・・神のことを黙想することほど、人間の思いを謙遜にさせるものはありません・・・しかし、神を思うことは、心を謙遜にさせるだけでなく、心を広大にするものです。神について、しばしば考える人は、この狭い地球をとぼとぼと歩き回っている人より、広…

月探査衛星「ルナーA」に不具合 計画見直しへ

人類の月面着陸はなかった。35年前のあの月面着陸はアメリカの壮大なるショーだったという疑惑が前々からあって、最近では副島隆彦氏も本を出していますけれども、科学の教科書にも載り、すでに歴史化してしまっているあの出来事が、茶番だったとするなら大…

日本のお祭りと聖書

今日は婦人会の例会でお話。例会の後半は、夏祭りのように焼きそばを焼いたり、ヨーヨー釣りや輪投げをして楽しい時を過ごしました。 祭りといえば、日本にはいくつか聖書に関係有りそうな祭りがあって、たとえば、青森県の神郷村に古くから伝わっているお盆…

新しいのちのために

中絶に反対の立場から、何度か書きました。でも、じゃあ法律で規制すればいいではないか、というような単純な話でもないだろうと思っています。中絶をする動機を突き詰めて言えば、「育てられないから」でしょう。ゆえに、生まれてきた子供が育っていける環…

先祖は大切

もうすぐ新暦のお盆の時期です。さて、本来の仏教は生きている間に悟りを目指す教えのはずでしたのに、ある時から先祖の魂を供養する盆行事を取り入れて、すっかり文化として根付いてしまって、しかし、このお盆って、釈迦の教えと整合性あるのでしょうか・…

雨にもまけず

宮沢賢治は法華教信者、日蓮宗の人でしたが彼の「雨にも負けず、風にも負けず・・・ そういう者に私はなりたい」という有名な詩のモデルになったのは、斉藤宗次郎というクリスチャンだったそうですね。今、斉藤宗次郎という名前を知っている人はほとんどいな…

真言宗の住職と牧師

先週は数日夏休みをいただいて、家族で佐渡島に行って来ました。母の実家なものですから、一年ぶりに母にあって、孫も抱いてもらって、少しは親孝行になったのかなぁ、と、普段なにもしてあげられないことの申し訳なさを感じつつ、過ごして来ました。母は真…

再臨は今の世界の破壊ではなく完成

ジャーナリストの田中宇氏の記事 「キリストの再臨とアメリカの政治」 http://tanakanews.com/e0721secondcoming.htmは大変面白くクリスチャンにも参考になる内容だと思います。あらためて終末論においてプレミレニアム(千年期前再臨説)の立場がいかに危険…

中絶を認めない宮崎哲弥氏

今日、中川健一さんのメルマガで知りましたが、よみうりテレビの7月18日放送の「そこまで言って委員会」で中絶問題を取り上げたようですね。パネラーの田島陽子さんや宮崎哲弥さんに混じって、『小さな命を守る会』の水谷潔牧師がゲストで出たということです…

父なる神のことを、御父と書いて、どう読みますか?

先日御父を「みちち」と読んだら、いや「おんちち」でしょうといわれて調べてみたら、新改訳聖書には「みちち」とルビがふられ、新共同訳聖書は「おんちち」とルビがふられていました。まあどちらでもいいのでしょう。 ちなみに広辞苑では、この接頭辞を御(…

少子化を憂う前に

中絶胎児を一般ごみに 横浜市が産婦人科を調査 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040720-00000065-kyodo-soci 横浜市中区の産婦人科「伊勢佐木クリニック」(原田慶堂院長)が、妊娠12週以上の中絶胎児を一般ごみとして捨てていた疑いがあるとして、横…

キレるのは脳みその故障?

「キレる子供の脳には特徴?1万人追跡調査へ」 少年犯罪の増加や学級崩壊、不登校のまん延などの原因を、最先端の脳科学で探ろうと、文部科学省所管の独立行政法人科学技術振興機構は29日、零歳児と5歳児計1万人について、行動の特徴と脳の働きの関係を…

リベラリズムの自由と聖書の自由

リベラリズムはすべての共同体的価値観や共通善を相対化し、互いに違った価値観に対して寛容に振る舞うことで、人間の自由を確保しようとします。簡単に言えば、他人に迷惑さえかけなければ、何を信じようが何をしようが自己決定できる自由、ということだと…

民度かぁ

■憲法改正の問題にしても教育基本法の改正にしても、僕は基本的に関心がないのです。というのは、改正されようがされまいが大差ないと思うからです。憲法や愛国心ついての基本的な理解を欠いているからです。 ■九条があっても、日本の米軍基地から戦闘地域に…

高慢防止薬

仕事や人間関係の失敗の背景として、高慢ということがあります。 大きな失敗は、困難な時期より順調な時期にこそ気をつけるべきで、うまくいっているのは自分のおかげだと、周りの人々の意見が聞こえなくなり、自分から謝るということがなくなってくるなら、…

二面性

「どうしてあんないい人が、あんな事を」という事件がたまに起こります。 人には他人に見せている顔とそうではない顔があるのでしょう。 善の顔と悪の顔と言っても良いかもしれません。 クリスチャンにもありますね。 聖書から良いことは何かを知り、自分の…

無規範なキリスト教?

政治学者の小室直樹氏は、日本には仏教や儒教、キリスト教が入ってきているのに、イスラム教に限って入ってきていないのは、日本人が本来規範が嫌いな民族だからだと言われます。仏教の本質は戒律のはずだが、仏教が日本に入ってくると、その本質が代わって…

守るべき民主主義とは?

朝日新聞の社説より 思想や信条にかかわりなく、国民を分け隔てなく守る。それは近代国家の基本的な役割だ。有事法制も当然そうでなければならない。守るべきは国の主権や国民の生命、財産だけではない。少数意見が大切にされる民主主義の社会を守ることがで…

近代化のために宗教を作りだした国

明治政府は、岩倉使節団を欧米に送り、不平等条約の改定を願うわけですが、アメリカからその条件として、日本が資本主義国にならなければならないとされました。しかし、まだ江戸時代の身分制度を引きずっていた明治の日本に、資本主義の前提である、すべて…

「平和憲法」が日本だけというのは幻想

学校で確か、憲法9条の規定は世界に誇るべきものであると、教わった気がします。しかし、実は、戦争の放棄や武力行使の禁止を定めた憲法は、日本だけではありません。 憲法学者の西修氏によれば、戦争の放棄を定めた最初の憲法は1791年に作られたフランス憲…

おかしいぞ!ニューズウィーク

今週のNewsWeek Japanから http://www.nwj.ne.jp/ カバーストーリー おかしいぞ!日本の結婚 夫婦別姓、事実婚、同姓カップル――今や世界では「当たり前じゃない結婚」が当たり前なのに、日本では恐竜のように古くさい価値観と制度が人々から「結ばれる自由」…

岡田さん あなたもですか

http://www.sankei.co.jp/news/040608/sei084.htm 民主党の岡田克也代表は8日午後の記者会見で、旧通産省に勤務していた1979年7月から86年4月まで、国家公務員法の兼職禁止規定に反し、両親が設立した不動産会社「岡田興産」の取締役(無報酬)に就…

誠実な生活のパワーはどこから

資本主義は、プロテスタンティズム、特に、カルバンの神学を背景に生まれたことは、マックスウエーバーによって立証済みです。ただ、ウエーバーの、「カルヴァン主義者は救いに選ばれていることに確信がなく、選びを確実にするために労働にいそしんだ」との…