再臨は今の世界の破壊ではなく完成

ジャーナリストの田中宇氏の記事
「キリストの再臨とアメリカの政治」
http://tanakanews.com/e0721secondcoming.htm

は大変面白くクリスチャンにも参考になる内容だと思います。

あらためて終末論においてプレミレニアム(千年期前再臨説)の立場がいかに危険であるかを再認識いたしました。しかし、ぜひクリスチャンでない人に知っていただきたいのは、キリスト教の終末論とは、そのすべてが、プレミレニアムの言うような「最終戦争でイスラエルが滅びそうになったとき、イエス・キリストが再びこの世に現れる。かつてイエスを信じず十字架にかけさせたユダヤ人は、今やイエスを救世主と認めてキリスト教に改宗し、信者にならなかった異教徒は焼き殺される。その後、1000年間の至福の時代が来る。」という立場ではなく、ポストミレニアム(千年期後再臨説)といって、今はキリストと共なる千年期であり、やがて来る終末は破壊の時ではなく、完成の時であると信じる終末論があるのです。そして、その終末論を信じるクリスチャンたちは、この世界が完成に向けて少しでもよい方向に向かうようにと希望をもちながら、自分の日々の仕事に誠実に仕えるのです。
 聖書を信じているからといって、みんながアメリカの宗教右翼や、ブッシュさんのようになるわけではないことを知っていただきたいのです。