少子化を憂う前に

中絶胎児を一般ごみに 横浜市産婦人科を調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040720-00000065-kyodo-soci
 横浜市中区の産婦人科伊勢佐木クリニック」(原田慶堂院長)が、妊娠12週以上の中絶胎児を一般ごみとして捨てていた疑いがあるとして、横浜市は20日までに立ち入り調査をした。墓地埋葬法は妊娠12週以上の中絶胎児は死体として扱うよう定めており、火葬・埋葬することになっている。・・・・一方、12週未満の中絶胎児は死体とみなされず、その扱いについて法的な位置付けははっきりしていない。


中絶胎児利用 公正な組織で徹底議論を(毎日社説)
http://www.mainichi-msn.co.jp/column/shasetsu/news/20040720k0000m070123000c.html

・・・中絶や流産した胎児の細胞を患者に移植する臨床研究だ。厚生科学審議会の専門委員会は「厳しい条件の下で認めうる」との方向を示し、指針作りを始めた。・・・委員会の目的は体性幹細胞の臨床研究の指針作りだ。胚から作る胚性幹細胞(ES細胞)と異なり、生きている成人の体や胎児、死体などから取り出せる。・・・胎児が注目されるのは脳の神経幹細胞などが採取しやすいからだ。増殖力も高いといい、積極派は脊髄(せきずい)損傷治療などに期待する。・・・一方で、胎児を利用することそのものや、胎児が生きているうちに研究利用を決めることへの批判がある。利用を前提とすることで、中絶の意思や方法に影響が出ると懸念する声も強い。女性の自己決定が本当の意味で保証されないと指摘する産婦人科医もいる。・・・


この二つの記事を並べてしまうと、なんともいやな思いになります。
少子化を憂うまえに、考えを改めなければならないことがあるのではないでしょうか。
人のいのちを利用できるという考えを