2016-01-01から1年間の記事一覧

「神の業は進む」(2016年8月7日花小金井キリスト教会 主日礼拝メッセージ)

ルカによる福音書13章31節〜35節 先週の礼拝メッセージの中で、牧師になんでも伝えたいことがあったら、ロビーにコミュニケーションカードをおいたので書いてくださいね、とお願いしたら、早速数名の方が書いてくださって嬉しかったです。 なんだか、ラブレ…

「揺れ惑う者さえ」(2016年7月31日 花小金井キリスト教会夕礼拝メッセージ)

サムエル下24章1節〜25節 約2カ月にわたって、夕礼拝では、旧約聖書のサムエル記を読んできました。 きっと、NHKの大河ドラマに作り直したら、きっと面白いものができるだろうなぁという、イスラエルの物語。 特にまだ、王がいない時代、12の部族であったと…

「一緒に神の国で宴会」(2016年7月31日花小金井キリスト教会主日礼拝メッセージ)

ルカによる福音書13章22節〜30節 今月から、教会のロビーにコミュニケーションカードというものを置きました。初めて教会に来た方も、何十年教会に来ている方でも遠慮なく、書いていただければと思っていますけれども、礼拝の感想でも、意見でも、お祈りして…

「人の尊厳と祈り」

人はどのような人でも、神に愛され神と交わりをもてるようにと、神のかたちに造られた尊い存在です。この聖書の教える真理が、ただ知識でおわるのではなく、私たちの生き方のなかで実るために、私たちには「祈り」が与えられています。祈りの中で、他の人々…

本音と建前

障害ある方への差別は、あってはならない。犯人の価値観は理解出来ない、と口でいくら建前をいったところで、普段、身近に障害をもった方と出会うことも、共になにかすることもない、 そういう地域社会を作って生きているそのこと自体が発しているメッセージ…

地道に、共に生きようとするしか処方箋はないのだから

国に障害とは認定されないが、社会に居場所を失いやすい境界線、ボーダーを生きる人々が、ボーダの内側で、手厚く守られている人々への逆恨みをするということは、十分起こりえること。ゆえに、短期的な視点で不信に基づく厳罰、監視社会化の方向に向かうの…

「忘れてはいけないこと」(2016年7月24日花小金井キリスト教会夕礼拝)

サムエル下21章1節〜14節毎週、イスラエルの王「ダビデ」の物語を読み進めてきました。 目には見えない神を信じる人々の集まり。ある意味、神以外に「王」はいないはずの集まりに、人間が「王」として立たなければならないという、葛藤、矛盾、を、ダビデの…

「神の国は始まっている」(2016年7月24日 花小金井キリスト教会主日礼拝メッセージ)

昨日から今朝まで、教会の小学生、ジュニアの夏期学校でした。子どもたちもスタッフもくたくたでしょう。眠かったら寝てくださいね。 いやー楽しかったです。所沢の航空公園でめいいっぱい遊んで、温泉に行って、スイカ割りに花火。そして教会のお母さんたち…

人のため?

人のために役に立ちたいという気持ちは、 誰の目にも、とてもよいことのように思えるのです。 しかし、今まで沢山のそういう人々を見てきて、思うのは、 人の役に立ちたい、という動機の根底には、 実は劣等感が潜んでいることが少なくないのだ、ということ…

「わたし息子よ」(7月17日花小金井キリスト教会夕礼拝メッセージ)

サムエル下18章31節〜19章1節旧約聖書は、物語の宝庫です。今日まで何回かに渡って、イスラエルの王ダビデの生涯を追って聖書を読んできました。前回は、長い試練の末にイスラエルの王となったダビデが、部下の妻バテシェバを奪い、その部下ウリアが戦死する…

「そこをなんとか」(7月17日花小金井キリスト教会主日礼拝メッセージ)

ルカによる福音書13章1節〜9節 今日のメッセージの題は、なんだか変な題でしょう。実は、ひと月も前に、メッセージの題だけ先に決めてしまうのです。それをもとに、礼拝委員の方々と賛美歌の選曲をするからなんですが、ひと月たって、さてメッセージの準備を…

「待ってもらっている」(2016年7月17日週報巻頭言)

東京にいた私たち家族が、山形の田舎町で家の教会を始めて数年たったころ、まだ家族だけの小さな教会に、不思議にも10代〜20代の若い人たちが入れ替わり立ち替わり出入りしていたことがありました。ある高校生は、中学から学校にいけなくなり、高校生になっ…

自分を知る

自分のことは自分が一番知っているなんて、うそですよ。自分の顔や姿は、決して自分で直接見ることはできないのだから。鏡に映った自分も、写真の自分も本物ではないでしょう。他人だけが、自分の顔や姿を直接見ることができるんです。他人から聞こうとしな…

欲望の勧め

欲望は罪じゃないですよ。欲望は困難をさえ乗り越えさせ、前進させるエネルギーの源だからむしろ欲望が足りなくて、命が輝けないまま「どうせむり」と、つまらない日々を生きるほうが罪深い。ちゃんと欲望しましょう。人を愛すること、自分を愛することにわく…

祈りは交わり

祈りは、神と人との交わり交わりが祈りの本質神の愛の語りかけ、神との交わりを共にした人々が心からあふれでてきた命の言葉を聞きあい互いに交わりこころ一つにされて、共に神に向かって語りかけ交わる。この交わりのプロセスすべてが祈り

今日の祈り

今日も、あなたにまるごと愛されている平安に守られて人に対して、閉じてしまいがちな心が大きく開かれますように恐れあっている互いが出会い、心と心が触れ合う喜びを体験できますように主よ助け導いてください

いま、ここ

「今を生きるためにもっとも大切なことは、『いま』のこの時であり、『ここ』にあることを心から信じることです。私たちは過去の出来事や、未来に起こるかもしれないことに絶えず心が乱されます。いまこの瞬間に心を集中することはたやすいことではありません…

「仲直りするように」(2016年7月10日花小金井キリスト教会 主日礼拝メッセージ)

ルカによる福音書12章54節〜59節今日は暑くなりそうです。先週は、暑い日の翌日には、急に涼しくなったり、また暑くなったり、不安定なお天気でしたね。当たり前のことですけれども、お天気は人がどんなに努力しても、願っても、どうにもなりません。ただ晴…

「主の御前で踊る人」(2016年7月3日花小金井教会夕礼拝メッセージ)

サムエル記下6章12節〜23節先週まで、サウル王とダビデのお話でした。今日は、だいぶお話としては飛んでしまって、もうサウルはペリシテ人との戦いで死んでしまい、ダビデは、イスラエルの12部族のユダ族の土地。彼の元々の出身地ですね。ダビデはそこに戻っ…

「主イエスのもたらす火」(花小金井キリスト教会7月3日主日礼拝メッセージ)

ルカによる福音書12章49節-53節 先週から今日まで、神学校週間です。今年は特に、男性グループが頑張りまして、先週の礼拝のご奉仕では、初めて司会をなさった方や、初めて、受付を、初めて献金当番を経験された、男性がおられたんですよ。新鮮でしたね。そ…

悪循環を断ち切る夫婦の関係

1.ママはいつも僕のいうことを聞いてくれた、という息子は2.やがて妻がいうことを聞いてくれないと、怒ったり暴力を振るう男となり3.そういうパパに失望したママは、息子に期待し偏愛してまた1に戻る こういう悪循環があるよね。このループから離脱するには…

自立した人

基本的に、他者に対して怒っているのは、相手に対する依存だから、国が何かをしてくれないと、怒っている市民とか、生徒がいうことを聞かないと、怒っている先生とか教会の人が、いうことを聞いてくれないと怒っている牧師とか怒れば相手が変るだろうという…

「主を信じて訴える」(2016年6月26日夕礼拝メッセージ)

サムエル記上24章1節〜23節先週、生まれて初めて沖縄にいき、沢山の出会いと出来事をいただいてきました。「沖縄戦」の戦跡も巡ってきました。アメリカ兵が上陸したのは、沖縄島の中部、真ん中あたりなのですね。ふつうは、その時、水際で上陸を阻止するもの…

相手の中の悪と戦うと、滅びるが、 自分の中の悪と戦うなら、生きる

「すぐ戸を開けよう」(2016年6月19日花小金井キリスト教会主日礼拝メッセージ)

ルカ12:35ー48 先ほど、Fさんを、花小金井教会の会員としてお迎えすることができました。 わたしたちの教会として、本当に嬉しい出来事ですけれども、Fさんにとっては、本当に大きな決断、新しい一歩を踏み出してくださったのだなと、思っているのです。61年…

言葉はタダなんだからね

社会に希望とか、わくわくする未来をみれなければ 脱社会化してなにがわるい、という若者もふえるよね。 大人が、「どうせむり」とか「だめだなぁ」といいう言葉をつかっていたら こどもたちも、そのうち同じことをいうようになるし、 そしてその通りに社会…

心のどこに傷があるのかは、どんな言葉によって、怒りを感じたり、落ち込んだりするかである程度わかります。心の傷の場所がわかったら、その傷口に向かって「恐れるな」「思い悩まなくていい」などの、主イエスの言葉の薬を塗ってみましょう。

「欲しいもの」ではなく「必要なもの」

買ったのに読まないまま積まれている本とか、買ってもすぐ使わなくなって無駄に浪費してしまうのは、「欲しい」ものを買うから。「欲しい」という気持ちは、宣伝などによって他人によって引き起こされる感情。子どもがテレビの宣伝をみて、おもちゃが「欲し…

そこまでしなくてもいいんだけどね

このところ、あまり日記的なことを書かなくなりましたね。酒田にいた頃は、時間がゆっくり過ぎていたし、小さな喜びを発見しては、ここに書く余裕もあったんでしょうね。 さて、14日の日曜日は、礼拝の中でこども祝福式をしました。こども祝福式といっても…

「小さな群よ、恐れるな」(2016年6月12日花小金井キリスト教会礼拝メッセージ)

サムエル記上17章 ルカ12:22ー34 先ほど、子どもたちのために、みんなで心を合わせて、祝福を祈りました。 一応、小学生までの子を、覚えて祈りましたけれども、「私だって子どもだ。ずるい、わたしのために、祝福を祈ってほしい」という方もおられるかもしれ…