「今を生きるためにもっとも大切なことは、『いま』のこの時であり、『ここ』にあることを心から信じることです。
私たちは過去の出来事や、未来に起こるかもしれないことに絶えず心が乱されます。いまこの瞬間に心を集中することはたやすいことではありません。私たちの心は御しがたく、いつも私たちを今のこの時から引き離そうとします。
祈りとは『いま、ここ』にかかわる修練です。祈るとき私たちは、われらと共にある神という名の神のみ前に出るのです。祈るということは、いま、ここで、私たちに語られる方に注意深く耳を傾けることです」
(「いま、ここに生きる」ナウエンP.20)