2016-01-01から1年間の記事一覧

「富からの解放」(花小金井キリスト教会 10月16日主日礼拝メッセージ)

ルカによる福音書16章1節〜13節素晴らしい秋空となりました。ともに顔と顔を合わせて、天を見上げさせていただける恵みに、感謝です。 秋というと、食欲の秋とか芸術の秋とか、なにかゆっくりと腰をすえて「味わう」季節ですね。 わたしも先週、DVDの映画を…

「常識」というメガネをはずす

常識とは、昨日までの知識で、今日を生きること。 今日を過去のメガネをかけて見るので 今、目の前で新しいことが起こっていても、認識できない。 人間は過去の知識を元に、認識しようとするから それは、主イエスを見ていながら、その存在のあたらしさ、あ…

「自分を愛する」ことと「自分だけを愛する」こと

主イエスは「・・隣人を自分のように愛しなさい。」(マタイ19:19)と言われたように、「自分を愛する」ことと「隣人を愛する」ことは一つです。「自分」のことを大切にできないのに、「隣人」のことを大切にするというのは、どこかに無理があります。もっと…

「囚われ」からの解放と福音

人間は本来、愛にこたえて、自発的に良い行動へと動機づけられるはずですが、(エフェソ2:10) エゴに「囚われ」ていて、そうならないのが人間の実態であるわけです。パウロはそれを罪の法則(ローマ7:23)といいます。 つまり、聖書のいう罪の本質は、「悪いこ…

「神の愛の激しさ」(2016年10月9日 花小金井キリスト教会 夕礼拝メッセージ) 

エゼキエル8章1節〜13節夕礼拝では、先週に引き続きエゼキエル書を読み進んでいます。神様に愛され選ばれたアブラハムから始まった、神の民イスラエル。そして増え広がった神の民が、12部族連合から、統一王国となり、北と南に分裂し、北イスラエルはBC8世紀…

「天の親心」(2016年10月9日花小金井キリスト教会主日礼拝メッセージ)

ルカによる福音書15章11節〜雨の日曜日となりました。先週の日曜日は素晴らしい秋空で、あちらこちらで運動会があって、教会のこどもたちも、家族の方もそちらに行かれたりして、少しさびしかったんですよ。ちょうど、聖書の箇所も、「見失われた羊」のたと…

「一緒に喜んでください」(花小金井キリスト教会2016年10月2日主日礼拝メッセージ)

ルカによる福音書15章1節から10節このところ、どんよりとした曇り空が続いていましたけれども、今日は素晴らしい秋空になりましたね。今、朗読されたルカの福音書の15章も、ある意味、13章、14章と、なんだかはっきりしない曇り空のようなイエス様の言葉、「…

「良い知らせの日だ」

列王記下7章1節〜11節 最近の夕礼拝は預言者エリシャのストーリーを追いながら、メッセージを聞き取っています。 先週はアラムという国の軍人、異邦人のナアマンを、イスラエルの神は選び、祝福し、導いておられた。ナアマンがその信仰へと目覚めるようにと…

聞くことのチャレンジ

神様は、天の親だから、いつもわたしたちに、神の子に語りかけてくださっているはず。でも、往々にして、語られている言葉を、わたしたちは聞き流しているわけです。聞く耳が閉じているんですね。その理由の一つが、自分で勝手に「神の語りかけとはこういう…

教会でバーベキュー

今日は、予定では奥多摩までいって、バーベキューをするはずだったのですが、あいにくの雨。 でも、雨にも負けずに、教会でやることに。 教会の入り口前にテントを張り、バーベキューセットを置いて、そこで焼いたものを、入口から入ったロビーでみんなで食…

考えは、ずっと変化成長する

人間は神ではなく、認識や思考に限界ある存在なので、ものの見方、考え方には、一人一人違いがあって当然であるし、だれ一人として、真理なり正しさ、というものを、独り占めはできないわけです。絶対に正しいとか、絶対に間違っているという評価を下すこと…

ジャパニーズドリーム

アニメの「君の名は」は、公開された週に、すでに息子と観に行った。 ストーリー、絵、特に背景が美しくリアルでとてもいい。 若い人だけではなく、私くらいの年齢層にも響く作品だと思った。 ヒットしているのも、うなづける。 新海誠監督のことを、わたし…

「イエス様についていこう」(2016年9月18日 花小金井キリスト教会 主日礼拝メッセージ)

ルカによる福音書14章25節〜35節 先ほどは、教会学校の、ジュニアクラスの紹介がありました。ビデオのなかで、T君が、子どもたちに、渾身のメッセージをしていましたけれども、彼は、あんなキャラクターだったのかと、驚いたかたもいらっしゃるかもし…

「向き合ったとき」(2016年花小金井キリスト教会夕礼拝メッセージ)

列王記下4章8節〜37節今日も、長い出来事を一気に読みました。イスラエルの危機の時代に、神様は、神の御心を伝える預言者を、遣わされる。ですから、預言者のことを、神の人といったりします。今日の出来事の中でも、預言者エリシャは、「神の人」 と呼ばれ…

自分の頭でかんがえよう

聖書の意味がわからない、という人は自分で考えないで、人の解説や答えを求めようとするからなんだよね。穴埋め問題ばかりの学校教育の弊害なんじゃないかな。そうじゃなく、聖書の問に答えるのは、ほかの誰でもない、自分自身。聖書の問いかけに、自分の頭…

コペルニクス的転換

地球は動かず、星の方が動いていると思い込んでいた時は、「なんでこんなに星は複雑怪奇な動きをするのだ」と思うのだけど、でも、実は星が動いているんじゃなくて、地球が動いていることに気づいたら、星の動きを簡単に説明できるようになったわけです。あ…

帰ってきたヒトラー

2015年にドイツで映画化された同名の小説。 今日、新宿で映画を観ましたヒトラーが現代のドイツにタイムスリップして、テレビ局にタレントとして利用されながら、だんだん民衆の心をつかんでいくストーリ。ラストのヒトラーの台詞が実に印象深かった。「民衆…

「神に招かれたのだから」(2016年9月11日花小金井キリスト教会礼拝メッセージ)

ルカによる福音書14章15節〜24節 昨日はわたしたちの教会の男性グループの集まりがあって、楽しかったんですよ。 Iさんが司会をしてくださったんですけれども、食事の後にそれでは讃美歌を歌いましょうと、わたしたちの教会の今年のテーマソング、Here we St…

「天からの風」が吹いている方向に、心の帆をはってさえいれば 自分で頑張って櫓を漕がなくても、楽にどんどん前へ、 ことが進んだりするものでしょう。 でも、「天からの風」の向きを無視して、自分が願っている方向にいくのだと、いくら頑張って櫓を漕いで…

「おかえしはいらない」(2016年9月5日 花小金井キリスト教会 主日礼拝メッセージ)

ルカによる福音書14章1節〜14節 9月になりましたね。わたしたちの教会は、9月を教会学校月間として過ごします。大人から、子どもまで、小さなグループになって、聖書のみ言葉に聞いて、互いに語り合う、それが教会学校。「ええ、日曜日なのに、また「学校」…

「キリストの平和に生きる」(2016年8月28日花小金井キリスト教会主日礼拝メッセージ)

コロサイ3章12節〜17節 先週は一週間お休みをいただいて、すっかりリフレッシュさせていただきました。 山形、酒田、新潟、佐渡島と、渡り歩いて、新潟では私たちの教会から送り出した、H君にも会うことができました。 そして、佐渡には私の母がいますので、…

ダメ出しの理由

目の前の現状を「だめだ」と否定する人はたとえ状況がよくなっても、「まだ、ここがだめだ」といいつづけるものなんですよ。なぜなら、「だめだ」といえる自分は、よく物事がわかったすぐれた人間だという主張をしたいわけだから。それは、自分にむかって「…

コミュニケーションと情報交換

フェイスブックやLINEって、便利な情報交換の場ではあっても、心を通わせるコミュニケーションの場ではないですね。コミュニケーションというのは、顔と顔を合わせてするもの。目の前の人を見ないで、スマフォの画面を見て行うのは、コミュニケーションとは…

お金

安全や命よりも、お金が優先される現実を前に「お金」について否定的なイメージをもつけれどだからといって、「お金」が必要ないとはいえなくて違う価値をもつ人々をつなげて、簡単に価値の交換をさせる手段としてまた、生モノのように時間によって価値がな…

おかえりなさい

おかえりなさい、と言ってくれる人がいる幸い

「主の祭壇を修復した」(花小金井キリスト教会2016年8月14日夕礼拝メッセージ)

列王記上18章20節〜40節旧約聖書には、いくつものエキサイティングな物語がありますけれども、今日のこの預言者エリアとバアルの預言者たちの対決も、その一つでしょう。この対決は、わたしの言葉でいうなら、 「天地を造られた神」 VS 「天地の神」なんです…

あっというまに終わっちゃうよ

よく、年をとると一年があっというまだというけれど、それは時間が早く過ぎているのではなくて、毎日同じことしかしなくなるので、記憶に残らないんだよね与えられたことをただやっているとかだれかがやってくれるのをまっているんじゃなくて自分の頭で考え…

「私たちは暴力に依存しない」(2016年8月14日 花小金井キリスト教会主日礼拝メッセージ)

詩編62編 おはようございます。 オリンピックのおかげで、寝不足だという人もおられますかね。 うちの家では、オリンピックのおかげで、家族の会話が、少し増えた気がします。 昨日の夕食のときには、3年生の息子が、「ほら、あれ、あの競技、なんっていうん…

「天地を造られた方こそ神」(2016年8月7日 花小金井キリスト教会 夕礼拝メッセージ)

列王記上17章1節〜16節旧約聖書が物語っているイスラエルの民の歴史は、一言でいえば、神様との関係の紆余曲折の歴史といえるでしょう。アブラハム、イサク、ヤコブという、また部族にもならない、大家族における、神様とのパーソナルな関係。そして、ヤコブ…

お気持ち

天皇の「お気持ち」を聞きながら、あらためて思ったのは 戦後、この日本という国をどのように一緒に作っていくのか 一緒に考えつづけ、汗を流し続けて取り組んでいくのは、 この国の主権者であるわたしたちであったのに、 本来負わなければならないその重荷…