いらなくないよ

他の国の人に対する「ヘイトスピーチ」が問題になっているみたい
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%81

人って、自分の中に不安や劣等感があると、だれかを見下げることで、その劣等感の傷を癒そうとするのだろうな。
一人じゃ不安なので、悪口を言う仲間つくりだってするでしょう。
子どもたちのいじめも、奥さん方の井戸端会議のうわさ話や悪口、おじさんたちが派閥つくってかたまるのも、まあ原理的にはおなじ。

とにかく、自分自身も劣等感の傷を抱えているから、だれか敵をつくって攻撃して固まろうとする。
でも結局、毒を吐けば関係を壊し、分断化させ、結局孤立化、自滅というパターンが待っているでしょう。
今まで数多くの人を見てきたけど、人が孤立化、敵対化していく人って、その根底に劣等感という傷を背負っていることが多いんだよね。

まあ、自分もそうだったから、体験的にもよくわかる

さてそもそも劣等感という傷を生みだす原因って、いま流行りの「あまちゃん」のなかのセリフでいえば「君を必要としている人間は、ここにはいない」(このまえの「あまちゃん」でアキちゃんが傷つけられた強烈なセリフ)って言われちゃうことなんだよね。

パターンはいろいろありますよ。たとえば小さい時なら、「あっちいってよ」とか、「きたなーい」とか

そのうち「うざい」とか「マジいらねーよ」とか、

やがて「残念ながら、今回は貴方の採用を見送らせていただきます」とか

やがて上司から「正直、じゃまなんだよね」とか

そして自分で自分に向かって「わたし、役に立たない」「ここにいてもしょうがない」って

そんな、「君を必要としている人間は、ここにはいない」というメッセージにこの世はまみれているでしょう。

このメッセージによって人は、劣等感の傷を深く背負うわけですよ。なぜなら、人はだれもが必要とされてこの地に存在しているわけだから。

偶然、たまたま、意味もなく、存在していたら「君を必要としている人間は、ここにはいない」といわれても傷つくわけがないじゃないですか。

「ピンポーン、その通り。」って平然として生きられるはずなんです。でも、現実はそうじゃないでしょう。みんな「必要ない」って言われたら深く傷つくんですよ。

それこそ「人は神によって必要とされたから、この地に生まれた」証拠でしょう。

神なんていないさ。全てはたまたまだ、偶然だ。存在に意味なんてないさ、という人がいたら、「じゃあ、あなたもべつにこの世に必要ない人ですね」と言ってあげたらいい。きっと怒らないし、傷つかないはずだから。

事物を存在させたお方が、必要でもないものを存在させるわけがないでしょう。すべての人は、必要とされてこの地上に神によって存在させられるんですよ。

「あなたを必要としている人間は、ここにはいない」じゃなくて、「あなたを必要としているのは、天の親だ」ということですよ。

天の親に必要とされ、愛されたから生まれたし、今も、愛されているから生きているし、これからも、愛されているから、やがて天に親のもとに帰っていくわけです。

でも、その天の親の愛、子知らずでいきているから、自分は必要ないんじゃないかって傷ついてしまう。

「天の親なんか知るか」って、反抗期を卒業したらいい。

自分を必要として存在させた天の親と和解したら、劣等感の傷の根本的な部分が癒されるんですよ。まあ、完全に癒されるのは、やがて天に帰ってですが・・・

毎日のように、「あなたを必要とする存在はここにはいない」というメッセージを浴びて生きなければならないこの世の中を生き抜くには、自分を必要としてこの世に生んだ天の親の実家にもどって生活することですよ。

「あなたを必要として、愛して生んだんだよ」ってみ言葉を天の親から毎日聞いて、だんだん「あなたの生きる目的はこれだよ」って、天の親から、祈りのなかで教えてもらって、「これがその道かな」って探りつつ、一歩前に進んでみる内に、人から言われて傷ついた「あんたなんかいらね」という劣等感の傷が癒され始めて「へへーん。自分はこのために存在してんだよ」って、自信をもって活き活き生きていけるでしょう。

だれかのことを見下げて優越感を得るような必要がなくなれば、だれでもほめて、だれでも仲良く繋がっていける。人と人を繋ぐ人に、だんだんなっていける。

だんだん平和が広がっていく。いいねぇ。実に。

まずは、天の親との和解ですな。

「こんなに親なんてしらんと反抗して、知らんぷりして生きてきたのに、いまさら・・・」なんて、はずかしがらなくても大丈夫だ。

壊れた関係を取りつくろってくれるために、あいだにイエスが仲介してくださるからね。

エスを信じれば、天の親と繋がる。これが福音だ。



新約聖書2コリント5章19節〜20節
「つまり、神はキリストによって世を御自分と和解させ、人々の罪の責任を問うことなく、和解の言葉をわたしたちにゆだねられたのです。
ですから、神がわたしたちを通して勧めておられるので、わたしたちはキリストの使者の務めを果たしています。キリストに代わってお願いします。神と和解させていただきなさい。」