スケジュール手帳をどうするか?

毎年、年末の書店に並ぶ新しい年の手帳を横目に、「新しい年はどうするかなぁ」と悩む。

手書きのスケジュール帳を買うか、否かで迷うのだ。

今スケジュール管理は、タブレットによるグーグルカレンダーで行っている。これは長年の試行錯誤によって行き着いた今の結論。

手書きの手帳のいいところは、入力の早さと自由度、一覧性、手軽さ、経済性など。これはもう、電子機器では今も、たぶんこれからもまったく太刀打ちできないと思う。

一方で私がタブレットでスケジュール管理をすることを選ぶのは、万が一タブレットを紛失しても、データーはすべてクラウドにあるので、安心であること。データー保全がまず第一。そして、タブレットでもPCでも、編集入力ができること。それから、私のグーグルカレンダーを、妻のPCでも見ることができるようにすることで、夫婦で情報の共有ができることも、紙の手帳ではできない芸当。

そしてなにより、こうしてデジタルデーターとして入力しておくことで、知識や経験が資源としてアーカイブされていくことの意義も大きいから。

わたしはブログも書いているけれども、それとは別に日記もデジタルデーターとして書き残している。デジタルデーターとなったものは、パソコンの検索とコピーの技術により、再利用可能な資源となる。

実際、日記をデジタルデーターで残しておくと、「あれはいつのことだったか」ということが、一瞬で検索でき、実に便利。あの人にあったのはいつだったか。前回床屋に行ったのはいつだったか、等

あとは、いかに、デジタルデーターの入力環境を、手書きの手帳の利便性に近づけるか、が課題。

その意味で、わたしはスマフォは選択肢にない。あれはテキスト入力については決定的にハンディがあるから。

そこで結局、入力のしやすさと、携帯性のトレードオフで7インチのタブレットに落ち着いたのが、数年前。

これで入力のスピードについては、まあクリアした。ついでに、漢字の物忘れ、について悩むことなく入力できることも、ありがたいポイント。

しかし、入力の自由度、表現力、一覧性については、いかんともしがたい。

ここが、毎年、紙の手帳を買いたくなる、大きな誘惑ポイント。

今のところ、手書きできる小さなメモ帳やノート、付箋紙で、その欲求を補完しているけれども、

やはりこの時期は、本屋に行く度に、

すてきなスケジュール手帳を手に入れたい誘惑と、戦い続けることになるのだ。