自分の欲望の罠

今日の黙想
箴言7章

「彼女に説き伏せられ、滑らかな唇に惑わされて
たちまち、彼は女に従った。
まるで、屠り場に行く雄牛だ
足に輪をつけられ、無知なものへの教訓となって。

やがて、矢が肝臓を貫くであろう。
彼は罠にかかる鳥よりもたやすく
自分の欲望の罠にかかったことを知らない」21節〜23節

箴言は繰り返し、姦淫への誘惑の道に行くなと、警告を発している。

社会の一番の土台は家庭であり、夫婦の信頼関係だと、わたしは思う。

人間が、男女の間に生まれ、その愛と信頼の中で、育まれ、

その人間のつながりと広がりが、この社会を形成していく以上、

その人間の最初の誕生と生育環境を決定づける、夫と妻の信頼関係が、

この社会の安定感の根底を支えていると思うからだ。

社会の悪と不信、裏切りと、多くの夫婦間の、不信と裏切りは、全く無関係ではないはず。

今、目の前の伴侶との間の、愛と信頼をなによりも大切にすること。

そういう裏切りの道を歩まないこと。

それは、「自分の欲望の罠にかかること」だから

でも、失敗してしまったなら、失った愛と信頼を回復することを、神に願うこと。

それは、決して個人的な、小さな出来事ではないから。

この世界にとって、大きな大きな、希望の出来事なのだから