本当の子育て支援って

 「酒田市子ども・子育て会議」という酒田市子育て支援行政業務に対する諮問会議があって、私立幼稚園PTA連合の会長もその構成メンバーなので、出席してきました。

 今は、平成27年度から新しくなる子育て支援事業計画を作成していく作業を進めているのだけれど、今日は国からきた新制度の概要の説明、先般行った子育て中の家庭に対するニーズ調査の結果などを伺い、意見交換をしました。


 さまざまな話を聞きながら、やはり単純に感じたのは

行政が考えて、計画しようとしている「子育て支援」の方向性は、結局「仕事で忙しい親」の代わりに、「子どもをみてくれる施設やサービス」に対する財政支援のことなんだよね。

 でも、本質的には「仕事で忙しい親」の代わりをするのが「子育て支援」じゃなくて、「子育ての主体である親が、子育てができる『時間』と『環境』をつくり出していくため」の支援こそが、「子育て支援」なんじゃないかな、と改めて思ったわけです。


 今日の話し合いのなかにも、意見として少し出てきましたけれども、行政としてだけではなく、どうやって企業を巻き込んで、「子育てをしている世代」への、柔軟な「勤務形態」や「勤務時間」の対応をしていただけるよう、動機づけを与えるよい「アイデア」とか「仕組み」作りをしていけるか。そこに鍵があるんじゃないかなって、まあ、素人ながら思わされました。