30円のキャベツ

shuichifujii2014-11-18

 酒田にある、小さな商店でキャベツが一玉30円でうっていました。

農家から大量に仕入れたんでしょうね。

農家としても雪が降る前に、出荷したかったのかも。

スーパーの店先に並ぶには、すこし小さいサイズで、規格外っぽいのも、理由かもしれません。

それでも、他のスーパーがもっと倍近い値段で売っているなか、

あえて30円で提供するところに、このちいさな商店が、地域に愛され、今まで生き残ってきた理由を感じるんですね。

儲けることだけを考えたら、もっと高い値段にしてもいいじゃないですか。すくなくとも、スーパーと同じ値段にしてもだれも文句は言わないのにね。

でもそんなことはしないで、あえて30円で売る。儲けなんてあるわけないですよ。ただただお客さんへのサービス。

買う人も、そんなあったかな気持ちを感じながら買うんだよね。

その気持ちを感じてしまったら、また、この店に足が向いてしまうからね。

誰かに喜んでもらういきかたが、自分自身の喜びになる、ということなんだよね。


新約聖書ローマの信徒への手紙15章2節
「おのおの善を行って隣人を喜ばせ、互いの向上に努めるべきです。」