酒田にある、小さな商店でキャベツが一玉30円でうっていました。
農家から大量に仕入れたんでしょうね。
農家としても雪が降る前に、出荷したかったのかも。
スーパーの店先に並ぶには、すこし小さいサイズで、規格外っぽいのも、理由かもしれません。
それでも、他のスーパーがもっと倍近い値段で売っているなか、
あえて30円で提供するところに、このちいさな商店が、地域に愛され、今まで生き残ってきた理由を感じるんですね。
儲けることだけを考えたら、もっと高い値段にしてもいいじゃないですか。すくなくとも、スーパーと同じ値段にしてもだれも文句は言わないのにね。
でもそんなことはしないで、あえて30円で売る。儲けなんてあるわけないですよ。ただただお客さんへのサービス。
買う人も、そんなあったかな気持ちを感じながら買うんだよね。
その気持ちを感じてしまったら、また、この店に足が向いてしまうからね。
誰かに喜んでもらういきかたが、自分自身の喜びになる、ということなんだよね。
新約聖書ローマの信徒への手紙15章2節
「おのおの善を行って隣人を喜ばせ、互いの向上に努めるべきです。」