仕える祝福へと

 人間関係のなかで一番難しいのは、家族関係ですね。仕事で成功しても、受験で成功しても、家族関係で苦しんでいる人は沢山います。


 わたしも、両親は離婚してしまいました。まあ、それがきっかけとなって、本当の愛、変わらない愛を求めるようになって、イエスさまを信じることができたことは、本当に良かったと思っていますが・・


 父親は、暴君で、よく母は殴られていました。こどもたちは、みんな父が怖かったです。そういう風に、父親が力や恐れによって家族を支配している家庭というのは、よくあるんじゃないですか。体験からいっても、それは間違いなく、不幸な家族です。


 強いものが弱いものを支配する関係というのは、愛の関係ではないからですね。
上司が力によって部下を支配する。友達が力によって友達を支配する。そういういじめは後を絶たないわけです。


そして、そういう力による支配は、いつかは反乱という形によって、崩壊します。わたしの母は、最後には、ついに家を飛び出したわけです。


力を持っている人間が、支配することをやめたら、人間関係は変わります。家庭は変わります。


 イエスさまは弟子たちにこういわれました。

「そこで、イエスは一同を呼び寄せて言われた。「あなたがたも知っているように、異邦人の間では支配者たちが民を支配し、偉い人たちが権力を振るっている。
しかし、あなたがたの間では、そうであってはならない。あなたがたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、いちばん上になりたい者は、皆の僕になりなさい。
人の子が、仕えられるためではなく仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来たのと同じように。」(マタイ20章25節〜28節)

悔い改めて、イエスさまを主と信じるところから、人は変わり始めます。人を支配するのではなく、仕える人へと、イエスさまが、変えてくださるのです。