思い出コンサート

shuichifujii2007-12-04

 今日は強い風と共に、雨が降ったりみぞれが降ったり。酒田はしんしんと雪が降って積もるというよりも、バラバラとみぞれが降ってはとけるという感じですね。今日は土曜日のお話の準備など。勇希を片手で抱きながら、ワープロ打ってます。子どもたちと妻は、インフルエンザの予防接種。今年は流行がはやいと新聞にありました。


 夜はある方からチケットをいただいたので、「思い出コンサート」を聴きに希望ホールに

「思い出コンサート」とは

酒田市で、往時のにぎわいぶりを思い起こして、元気な街づくりのヒントをつかもうという「思い出コンサート」が開かれる。発案者はにぎわいのシンボルだった「旧柳小路マーケット」沿いで、今も喫茶店を営む井山計一さん(81)ら▲戦後のヤミ市が始まりの同マーケットには、裸電球をぶら下げた狭い店が軒を並べ、気安さもあって、長く人々の暮らしを支えた。隣り合わせであった、日本一上品と評された洋画館「グリーンハウス」も、にぎわいを創出した▲館内にシネサロンがあり、コーヒーの香りが漂う。さしずめ今の複合映画館のはしりだった。他の映画館では紫煙が漂っても、グリーンハウスで漂うことはなかった。思い出コンサートでは、グリーンハウスが演出される。楽しみである。 毎日新聞 2007年10月12日

ということで、あの映画評論家の淀川さんが世界一といったという映画館「グリーンハウス」(30年前の酒田大火で消失。グリーンハウスが火元だった)を偲んで、50年前にそこでリサイタルをしたというジャズクラリネット奏者の藤家虹二さんやらゲストを迎えて、酒田の昔を語りながら、一流のジャズに浸るという企画でした。


 トークのなかで、酒田の戦前戦後くらいの大変栄えていたころの様子をうかがうことができました。トリビアネタとしては、酒田は人口当たりの寒天の消費率が全国一位なのだそうです。何かというと「おしょうゆ寒天」が出るのだとか。
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 それにしても、昔の栄えていた酒田を知ってい方々にとって、今の酒田は本当にさびしい限りなのだ、ということをひしひしと感じるトークでした。


 個人的には、藤家虹二さんが、「1912年に牧師さんが作曲した曲で」と紹介して"OLD RUGGED CROSS"(日本語の賛美歌では「丘の上に立てる十字架」と訳されている)を演奏してくださったのが、感動!


 酒田の栄えを思い起こす企画のコンサートのなかで、わたしたちの罪のために、イエス様がご自分の栄えを捨てて、十字架について復活くださったことを思い起こす賛美歌を聴けるなんて、主のお計らいですね。


 プライドを捨ててどん底をみたなら、新しく復活するということがあるのかも。町も、そして人生も。


「丘の上に立てる十字架」
丘の上に立てる十字架
苦しみのしるしよ
そこに君は人に代わり
血を流したまいぬ

十字架を愛して
われは生きまた死せん
十字架こそ 栄えの
冠(かむり)得る道なる