最悪の罪

「最悪の罪は祈らないことである。クリスチャンの中に、誰の目にも明らかな罪、犯罪、言動の不一致を見ることは実に意外なことであるが、これは祈らない結果であって、祈らないための罰である。神を真剣に求めないものは神から取り残される。聖徒たちの歴史は、かれらの堕落が祈りにおける弛緩、怠慢の結果であり、懲罰であったことを物語っている。彼らの生活もまた霊的な孤立のゆえに、ときとして非人間的な傾向を示した。かれらは瞑想のうちに神を見出さず、ただ神についての思想、雰囲気だけを知っていたために人を遠ざけ、人からも遠ざけられたのである。」 フォーサイス「祈りの精神」.P.13