NGOやジャーナリストはイラクで何があろうとも「自己責任」だろう、という議論があるわけですが、そういう議論があるとはいっても、とにかく日本人がイラクで拘束されたならば、ほっとかないで、日本政府が手を尽くして救済に当たるべきだ、という考え方は、「自己責任論」を唱える人々も異論はないようです。さてその点、他国はどうなんでしょうね、興味あるところです。少なくとも、アメリカの場合は、イラクで一般のアメリカ人が拘束されたとしても、アメリカ政府として、交渉などによって救済する手だてはないわけですから、アメリカ人としてイラクにおいてNGO活動をする人々は、本当に覚悟を決めた人々であり、この「自己責任」という言葉の重みを本当の意味で知っておられるのだろうと、思わされます。
