恐れるな

 今日は酒田にある教会の合同のお祈り会。朝祷会(ちょうとうかい)。

のぞみ教会にて。

お祈りの課題として、憲法改正の動きについて、わたしの教会の仲間たちがつくって最近送ってくれた「自民党改憲草案と現・日本国憲法」の対照表を資料として、皆さんに提供し、この国のため、アジア、世界の平和のためにお祈り。

現行憲法
憲法9条第2項
「・・・陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」

これが自民党案では、完全削除。

そしてただ一言
「前項の規定は、自衛権の発動を妨げるものではない」

とする。

この自民党案について、この対照表に、こんなコメントが書いてある。

「政府自民党は一貫して個別的自衛権については触れない。つまり、アメリカとの共同軍事行動のみを想定している。(アメリカにたいしても個別自衛権を行使できるとは決して語らない。つまりこの9条2項の変更は、事実上アメリカの属国宣言である)・・・・・派兵・出兵をアメリカから要請されたなら、日本国は従うほかは無い。世界で戦争・戦闘を繰り広げるアメリカの戦争に際限なく巻き込まれていく。アメリカにとっては、日米同盟の最大の妨げがこれまでの9条2項であり、この削除こそが、アメリカの国際軍事展開にとっての悲願であった。」


アメリカ。そしてそのアメリカを動かしている、グローバル企業。

日本に戦争をやってほしい人たちがいることに気付きたい。

その意図で、メディアも駆使し、中国、韓国、日本の間に緊張や恐怖心をあおっているわけだ。

恐れさせることさえできれば、人は恐怖心にとらわれて、間違った判断、行動を選択してしまうから。

かつてイラク大量破壊兵器があると、アメリカ国民を恐れさせて、先制攻撃さえ正当化し、結局探したけど、大量破壊兵器なんて「ありませんでしたぁ」ということをやったアメリカ。

そしてアメリカのクリスチャンたちや教会は、「すぐに終末が来るぞ」という、間違った教義に踊らされて、恐れさせられ、乗せられ、戦争に協力するようにと、権力側にまんまと利用されたと、わたしは見ていますよ。

恐れていたら、正しい判断なんかできないんです。

まず、とにかく「恐れるな」と自分にも人にも語らないと。

エスさまが聖書で宣言したのは、そういうことなのだから。「あなたは神に愛されている。覚えられている」

だから、「小さな群れよ恐れるな」なのだから。