「神の課題解決の仕方」(2022年6月19日週報巻頭言)
毎年6月23日の「沖縄慰霊の日」にあわせて、「沖縄に負わせてしまっている、わたしたちの課題」を覚えて祈る時として、バプテスト女性連合が「命どぅ宝の日」を推進してくださっています。
ローマへの反抗を企てる者が、「我こそがメシアである」と民衆を扇動し、反乱を起こして捕らえられると、見せしめのために十字架刑に処されました。その状況の中で、主イエスもまた、弟子たちと民衆から、そのような「メシア」として、力による課題解決を期待されました。
ところが権力者たちが武器を持ってイエスを捕らえに来たとき、戦おうとする弟子たちに主は「剣をさやに納めなさい。剣を取る者は皆、剣で滅びる」と制止し、ご自分だけが捕らえられて「十字架」に架けられ、弟子は逃げ去り、課題解決は実現しなかったのです。
「キリストの十字架」。これこそ、神の課題解決の仕方でした。
「・・このわたしには、わたしたちの主イエス・キリストの十字架のほかに、誇るものが決してあってはなりません。」(ガラテヤ6章14節)