散歩ついでに、久しぶりに駅の南口にあるTSUTAYAに入ったら、目の前に、
「14年間ありがとうございました。」
と、2月いっぱいで閉店というお知らせが・・・。
「そうかぁ、花小金井のTSUTAYAも、いよいよ閉店かぁ」と感慨深く、そのお知らせを読む。
ネットで手軽に映画を見ることができる時代。いつかはこうなると思ってはいた。
でも、現実にその波が襲ってくると、やっぱりいろいろ考えさせられるな。
アマゾンプライムや、ネットフリックスでは、出会えない偶然の映画の出会いが、TSUTAYAにはあるんだよね。
今や、DVDでしか見ることのできないコンテンツもあるし。
そういう部分が失われていくのは、やはりちょっと寂しい。
でも、そういうことは、もっと普段からTSUTAYAを利用している人が、言えることだよな。
市場主義経済的には、そういう「レア」なニードに応えることは、むつかしいのだから。
でも、ネットって、いくら情報が増えても、認識的には、目の前のディスプレー画面の広さに、限定される気がするんだよね。
スクロールしたり、クリックしたりして、違う画面になってしまうと、前の画面とのつながりが切れてしまう。
その点、リアルな現場では、そこがつながるから、認識領域が広がって、偶発的な出会いの可能性も広がるとおもうんだよね。
それが、リアル店舗の良さ。
本屋でもビデオ屋でも、百貨店でも。
まあ、360度を囲む、巨大なディスプレーが手軽に手に入るようになったら、また、新しい出会い世界が生まれるのかもしれないけどね。