自分に向き合う

当たり前のことですけれども、
自分の顔を自分の目で直接見ることはできません。
自分の顔に何かついていることに最初に気づくのは、自分ではなく自分を見ている他の人です。

自分のことは自分が一番分かっていると思いがちですが、実は自分自身を知ることも、自分自身に向き合うことも、そう簡単なことではありません。

自分が写っている写真を見て、また録音された自分の声を聞いて、これが自分が?と驚いたり、恥ずかしい気持ちになることがありませんか。

同様に、自分の姿を見ている身近な人の指摘や意見に、恥ずかしさや、受け入れがたい思いを抱いたり、

怒りの感情から、「そういうあなたはどうなのか」と反発することもありませんか。

 弱さや欠け、恐れと不安を抱えている、自分にはなかなか見えにくい、ありのままの自分自身を、

主はだれよりもすべて知り、なお愛し受け入れてくださっている。

この福音のセーフティーネットを知ったなら、

私たちはもう、本当の自分自身に向き合うことも、そこから前進することも、恐れることは、ないのです。