食生活を考える1

●白砂糖は避けよう

精製食品の代表的なものが白砂糖、別名『白い悪魔』と呼ばれています。
白砂糖は原料植物(サトウキビ、テンサイ)の90%を占める繊維質とタンパク質のすべてを除去した大欠陥食品で、食品というよりも薬品と呼ぶべきものでしょう。

イギリスの栄養学者J.ユドキンは
「砂糖は万病のもと、国家が法律でもって禁止すべきだ」
とまで言っています。

キレる子どもたちの増加が社会問題化していますか、
彼らのほとんどが日本の伝統食を捨て、スナック菓子、ファーストフード、炭酸飲料中心の砂糖漬けの生活を送っています。


●牛乳、乳製品は避けよう

牛乳は人間よりも成長の速い牛が、最も急速に成長する仔牛の期間に飲むもので、
急速に成長するために必要な栄養素が濃縮して含まれています。

成人、子どもを問わずこれを人間が習慣的に摂取することは極めて不自然なことです。
大量に乳製品をとる子どもが早熟化し、初潮年齢の低下、若年生活習慣病の増加、
(体格はよくなったが)体力の低下を招くのは当然の結果でしょう。

早熟化はその分老化も早まるということで、
これからの日本の将来を考えると恐ろしいことです。

  *生後体重が2倍になるまでの日数は、ヒトが180日、牛は47日、
    成長の速い牛の乳はタンパク質、カルシウムなどの乳成分が濃く、
    牛乳の濃さは母乳の2.5倍です。

  *最近オッパイの大きな女性が増えています。
    彼女らが小さいころ牛乳をたくさん飲んでいたという雑誌の記事を
    何度も目にしました。
    これは明らかに人体のウシ(乳牛)化現象でしょう。

フィリピンでは、粉ミルクを与えた栄養状態のいい子どもほど
肝臓ガンの発症率が高いという報告があります。
骨を強くするといわれる牛乳ですが、牛乳のカルシウムはかえって骨をもろくし、
カルシウムをたくさんとっている人ほど腰の骨を折りやすいという報告が
世界中からあがってきています。
『別の種の母乳を飲むのは人間だけ』です。

「栄養が豊富である」 → 「健全な身体作りに欠かせない」 → 「積極的に摂るべきである」
このただ単に効率的な栄養摂取だけを追い求め、
自然の摂理を無視し続けてきた現代栄養学の考え方には大きな欠陥があるのです。

うーん。インターネットを検索すると、このように白砂糖と牛乳を批判する方がたくさんいますね。そして確かにその見解には一定の合理性があると思います。


 しかし、学校給食などでは牛乳を強力にプッシュしているわけです。厚生労働省はこういう批判をどう考えているのでしょう。それとも、国民に牛乳を飲んでもらわないと困る事情でもあるのかなぁ。


 我が家は、以前、牛乳については、高温殺菌ではなく、低温殺菌牛乳にするなど、健康のためにとこだわっていたのです。でも、もうそういう「牛乳神話」からは解放されるべきだなぁ、とおもいます。