抱っこ万歳

shuichifujii2007-11-26

 今日は午後、ユキテイさんとママさんが遊びに来て下さって、勇希をずっと抱っこしてくださいました。


抱き癖つけちゃったかな」とママさん。

「いいんですよ、どんどんつけてください」と私。



 昔からの、「抱き癖」という言い方は、大人の側の都合で作ったもの。あかちゃんが抱っこを求める気持ちに、癖もなにもないでしょうに。



 安全なお腹から外に出てきたばかりのあかちゃんは、母から切り離されているという不安感が基本的にあるでしょう。だから泣くことで、「一緒にいて」と訴えているわけですから、一緒にいてあげて、安心感と信頼感をもたせてあげたい。



八木重吉(やぎじゅうきち)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E6%9C%A8%E9%87%8D%E5%90%89

は、こんな詩を書きました。



さて
赤んぼは
なぜに あん あん あん あん なくんだろうか

ほんとに
うるせいよ
あん あん あん あん
あん あん あん あん

うるさか ないよ
うるさか ないよ
よんでるんだよ
かみさまをよんでるんだよ
みんなもよびな
あんなに しつっこくよびな



 勇希が泣いたら、すぐに抱いてあげるのは、彼が、やがて神様に祈るときになって、神様は祈りの声を聞いて、すぐに抱き上げて下さるお方であるという、神様への基本的信頼をはぐくむ意味も・・・。やがては、限界ある親ではなく、限界のない神様を呼び、神様に信頼し、勇気をもって生きる子になる事を願いつつ、今日も「あんあんあん」と呼ばれたら、「ここにいるよ」と抱っこしてあげるのです。