うちの教会の執事会で1年数か月前から少しずつ読み進めているのが、
- 作者: 向谷地生良
- 出版社/メーカー: いのちのことば社
- 発売日: 2015/07/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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向谷地さんは知る人ぞ知る、北海道の浦賀にある精神障害の方々と共に生きる施設「ベテルの家」の責任者。ソーシャルワーカー
この「ベテルの家」はそもそも教会から始まったのですね。
教会に集う精神障害を持った若者たちと牧師や地域の有志が浦賀教会の古い会堂を活用し、仕事づくりの一環として、全国の教会に向けた地場の日高昆布の産地直送に挑戦したことから、べてるははじまりました。
ということです。
この本はベテルでのさまざまな人々との出会いのなかで、共に悩んできたことや気づきの言葉にあふれています。
目次には、こんなテーマが並びます。
1部「教会が教会であるために」
01 互いに愛し合うむつかしさ/大切なことは受け入れにくい
02 教会の可能性/教会の「場」を生かして
03 人間関係/「鈍感力」を身につけて
04 信仰と病/信仰が足りないから病に?
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2部「弱さが輝きはじめる時」
01 国民病/当事者が主体となって
02 多剤多量/必要以上に依存しないあり方を
03 病識をもつこと/鍵となるのは信頼関係
04 ためらい/私って統合失調症?
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一つ一つのテーマは短く4ページにまとめられているので、一テーマ数分で読むことができます。
でも、その一つ一つがとても深い内容かつ具体的なので、読んでいるとさまざまな思いが引き出されてきます。
ですから、精神障害者、健常者という枠組みを越えて、すべての人とのかかわりにおける、大切な気づきを与えてくれる本だと思います。
そしてなんといっても、向谷地さんの具体的な出会いと出来事のなかから語られる言葉なので、説得力があります。
教会のグループでの学びなどにもおすすめ。
一つのテーマをみんなで読み、分かち合って深めるには、ちょうど良い区分と分量。
そういうわけで、いいですよ。読んでみませんか。
- 作者: 向谷地生良
- 出版社/メーカー: いのちのことば社
- 発売日: 2015/07/25
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