イエスさまは、
支配者ローマ帝国の手先であった徴税人マタイと
そのローマと戦い力づくで自由を勝ち取ろうとする熱心党のシモンを
御自分の12人の弟子の中にまねいて
「どちらが正しくて、どちらが間違っているか、白黒つけよ」と議論させたのではなく、
ただ、
「わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい」と言われたのでした。
その、人間にはとうてい不可能に思える、
憎しみ合う人と人とが、互いに愛し合い共に生きるという、
ただその一つの事を実現なさるために、、
神の子の命は、すでに十字架の上に捧げられたのです。
ゆえに、「わたしがあなたがたを愛したように」という言葉は2000年前に実現しました。
この「福音」が宣言され、神の愛を受け入れた人と人との間に、
「互いに愛し合いなさい」という、奇跡は起こるのです。
教会にしかできない、教会だけに託された平和への働き。
それは、「福音」宣言