酒田に「豆麦亭」という、ご夫婦と息子さんでやっている喫茶店があるんです。
3人ともカトリックのクリスチャン。わたしたちとも、仲良くしていただいています。
マスターはサラリーマンを退職後、わたしたち家族とほど同じ時期、8年前に大宮から酒田にやってきて、喫茶店を始められました。
この酒田という場所を知る人なら、、酒田で飲食店を続けていくことが、どれほど大変かは、よく知っておられることでしょう。
一等地に新しい店が出来ては消え、出来ては消えていく町です。
そんななか、飲食店はまったくの素人だったマスターとご家族の喫茶店が8年。
すっかり根付いて沢山の人に愛されています。
昨日も、マスターといろいろお話。
そもそも、このお店、全く宣伝したことがないんです。口コミだけ。
「きのうもね、ひどい吹雪だから、だれもこないな、と思っていたら、沢山の人がやってきてね。あれは神さまが呼んでくださっているんですよ」とマスター
そして、息子さんが淹れるコーヒーは、味が違うという話も・・・
すべて、同じ条件なのに、マスターが淹れると雑味が入るけど、息子さんが淹れると違う、とよくお客さんに言われるのだとか。
マスター曰く。
「彼は祈っていますからね」
確かに、コーヒーを淹れるまえに、静かに祈っている息子さん。
「お祈りは大切ですよ」とマスター
このお店が祝福されている秘訣が、よくわかりました。
