教会は、つい、集会に集う人とか人数とか、活動などにフォーカスしがちだけれど、
それ以前に、その場所にただ教会が存在していることで、
すでにその地域社会や、そこに生きている人々に与えている影響に、
もっと気付きたいし、意識を向けたいんですね。
わたしたちのこのちいさなのぞみ教会でも、
この神社を中心とした因習や昔ながらの繋がりの残る地域に飛び込んできて、
借家に教会の看板をだし、日曜日に礼拝を始めて、
土曜日に、地域の子どもたちを集めて、子ども会をしたり、
平日に、子どもたちの放課後の居場所になればと、開放してみたり、
地域の活動に、牧師家族が関わってみたり、
そのうち地域に友達もでき、関係も広がっていったわけです。
そんな一人ひとりのために、祝福を祈り始めたなら、
もうその「教会」は、そこに集まる人たちのためだけの「教会」ではなく、
その地域にとっての「教会」に、なっているんです。
その意味と、価値に、気付きたいんですね。