たとえば、アメーバーのような単細胞の単純な生物が進化して、複雑な生物ができたっていうでしょう。
でも、たかがアメーバーというけど、すでに複雑な生命維持のための「完成されたシステム」をもっているんだよね。
ネットでアメーバーをググってみると
「繊毛虫等の他の微生物を食べて生活する。食べる時は、仮足で餌を包むようにして、細胞内に取り込む、いわゆる食作用を行なう。取り込んだ餌のはいる空胞を食胞といい、この中で消化が行われ、栄養分は膜を通して吸収される。」(Wikipediaより)
すご。
アメーバーってすでに「完成」された生命体なんだよ。「完成」しているから、その形態のまま、いまも存在できるわけだし。完成してんだから、このあと何億年経っても、「進化」する必然性なんてないんだよね。今、いきるのに困ってないんだから、アメーバーくんは。
そもそも生き物って、最初から生命を維持する「完成されたシステム」をもっていないと、1秒たりとも存続できないでしょ。
「今、偶然、突然変異によって、口が出来ました。あと食道と胃、そして肛門が偶然にできるまで、1万年お待ちください」
なんていっているまに、その口しかない生物って、絶滅・・・。
徐々に進化している暇なんか、ありますかねぇ。
最初から生命維持のための「完成されたシステム」をもって「せいの、ポン」って存在しなかったら、即刻あの世行きじゃん。
そして、完成しているんんだったら、わざわざ進化なんてする必要もないし。
このジレンマ、どうしましょう。
進化ってす・て・き
- 作者: ジェレミー・リフキン,竹内均
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