進化「論」ってほんと4

 わたしは、牧師だから進化「論」に疑問を持っているというわけではないんですよ。そうではなくて、進化「論」に疑問を持っているのは、わたしのような素人だけではなくて、一流の生物学者や物理学者にも沢山いるという事実を、一般の人が知らないまま、盲従しているのはいかがなものかと、思っているのです。この「論」は批判されるべき点がある、あくまで「論」なのだという前提で、学者レベルの議論だけではなく、一般のレベルにも広げ、もっと情報を共有していったらいいと思うのですね。

 それが本当の意味で「科学的」なあり方ではないかと思うわけです。


http://www.worldtimes.co.jp/special2/id/060605.html

 ディスカバリー・インスティテュートが主宰して作成した「ダーウィニズムに異説を唱える科学者」リストには、皆博士号を持っている科学者五百十四人の名前。そして、タイトルの下には「生命の複雑さがランダムな変異と自然選択で説明できるとする主張にわれわれは懐疑的だ。ダーウィン理論を支持する証拠についての注意深い研究が行われるべきだ」と付記している。

 分野別では生物学百五十四人、化学七十六人、物理学六十三人。リストの初めには、ペンシルベニア州立大学のフィリップ・スケル名誉教授(化学、米国科学アカデミー会員)、ノーベル賞に何度もノミネートされているヘンリー・シェーファー計算量子化学センター所長、ニューヨーク市立大学のスタンリー・ソウルス名誉教授(進化生物学)らが並ぶ。

 ポーランド、ロシア、ハンガリーの科学アカデミー会員のほか、大英博物館(自然史)客員学者も名を連ねている。

http://www.worldtimes.co.jp/special2/id/060831.html

 しかし、青少年に正しい生命科学知識と正しい科学的姿勢を教えるはずの生物の教科書でまさに神話が展開されているのが現実なのである。

 連載二部では、ウェルズ博士の著書・論文やインタビューを基に、ヘッケルの胚の比較図、系統樹、相同性など六つの「進化のイコン」を見ていく。

 ただ、論争が続く米国と違って日本はまだ無風。日本の高校生物教科書は、米国の教科書の中でも「最悪の形」を輸入したままの状態であることも示そう。

 「私のゴールは、ダーウィン進化論を二〇〇九年までに崩壊させることです。というのは、この年は、チャールズ・ダーウィンが『種の起源』を著した一八五九年からちょうど百五十年の節目となるからです」

 最近問題になっている論文捏造と違って、約百五十年も学者たちが支持してきたうそを暴き、論争を勝ち進むという仕事は決して容易なことではないだろう。

 ウェルズ博士はどのような経緯でダーウィニズム打倒に向け本格的に取り組むことになったのか。それはカリフォルニア大学バークリー校博士課程の学生時代に、ヘッケルの胚の比較図における捏造を含む事実歪曲とうそを知ったのがきっかけだった。