庭の青虫

 庭の大根の葉っぱを食べる青虫君たち

 なぜか、隣に植えてある枝豆とか、なすとか、トマトの葉っぱは食べないのだ。

 それにしても、いったいどこからこの青虫たちはやってくるのだろう。もちろん、蝶が卵を産んだのだけど、どうやって、庭の大根の葉っぱを探し当てたのかなぁ。


 身近な生き物の世界をよく眺めるようになって、あらためてその良くできているシステムに驚かされる。

 非常に多様な生き物が、それぞれの領域で、複雑な関わりをしながら、共存している。そこには、非常に複雑なバランスシステムがある。


 人間は高度な文明を誇っているけれども、人間の知識や技術など、この生き物たちがおりなす生態系の高度なバランスシステムの足元にも及ばないのだなぁ。

 この高度なシステムが、偶然に出来上がったとは考えられない。進化仮説のいう、適者生存が真実なら、強いものだけが生き残り、生き物の多様性は失われるはずではないか。


 自然界に「勝ち組」とか「負け組」などはないのだ。全ての生き物は、互いに互いを必要とする、相互依存関係にある。このシステムは決して偶然にはできない。適者生存の原理でもできない。創造主による創造の神秘としかいえない。

 
 その創造主である天の父が、わたしたちをどのようにご覧になっているのかを伝えるイエスさまのこの言葉は、わたしたちに大きな慰めと励ましをあたえてくれるのだ。


 「二羽の雀が一アサリオンで売られているではないか。だが、その一羽さえ、あなたがたの父のお許しがなければ、地に落ちることはない。

あなたがたの髪の毛までも一本残らず数えられている。

だから、恐れるな。あなたがたは、たくさんの雀よりもはるかにまさっている。」
(マタイによる福音書10章29節以下)