名前の連呼

 10日に市議会選挙があるんです。

 今週は毎日、朝から夜まで町中を選挙カーが、ひたすら「候補者の名前」を連呼して走り回っています。

 候補はもちろん、一人、二人じゃありません。おそらく29人だったんじゃないかな。その方々が、選挙カーで「名前を連呼」しつづけて街中を走りまわるんです。

 酒田は、人の多く住む市街地が小さい町ですからね。次から次と、選挙カーが到来し、大音量で名前を連呼すると、結構すごいことになります。

 これは一回でもおおく候補者の名前を有権者の耳に聞かせることで、投票の際、知らない人より、聞いたことのある候補者に投票するだろうと期待して、なされているんだよね。

 でも、国政や県政ならともかく、市議会議員なんて、まさに地域の課題や人をよく知っている人がなるべきであって、そういう意味では、地域の人に、すでによく知られ、信頼されている人が、選ばれればいいはなし。


 この期に及んで、「名前を連呼」して知ってもらわなければならない、地域に知られていない人に、投票すべきじゃないんじゃないかな、とさえ思いますよ。

もちろん、名前を知られていない新しい人がチャレンジすることも大切だけど。

だからなおのこと、名前よりも、「何をやりたいのか」を連呼したらいいのにね。わたしたちは、それが聞きたいのだから。


まあ、理想論だけどね。


詩篇101編6節
「わたしはこの地の信頼のおける人々に目を留め/わたしと共に座に着かせ/完全な道を歩く人を、わたしに仕えさせます。」