約1%

酒田市議会議員選挙の結果をみて、嬉しかったし、少し複雑な気持ちもしました。

個人的に応援していたEさんが当選なさったのは嬉しかったし、ぜひ4年間よろしくお願いしますと申し上げます。今朝も子どもたちの登校班でお会いした時に、そのように、声をかけさせていただきました。

一方、あれほど選挙カーで連日名前を連呼などしなくても、28人の定員に29人の候補者なのだから、ある意味、落選する方が難しい選挙だったことを思えば、市民からすれば盛り上がりに欠ける選挙であったことは事実。投票率の54パーセントもそれをものがたっています。

一人にしか投票できない選挙のシステム上、単純にはいえないことだけれども、結果の数字だけでいうなら、約9万の有権者から、1092票の支持さえ得れば当選する世界なんです。約1%強である。落選した方は762票。その当落の差300票。有権者数の0.4%。ほとんど誤差に等しい。

投票率を鑑みてせめて1.5%、1350票くらいの有権者からの支持がなければ、落選です、としないと、選挙をしている意味がない気がします。なんて、そんなことを言いだしたら、今回8人くらい落選してしまうけど。
 
いずれにしろ、議員になりたいと手を上げた大抵の人が、なってしまったんです。

酒田市のもう「待ったなし」の市政を託す人たちなのだから、もうちょっとハードルは高くてもいいんじゃないか。もっと、「選ばれない人」がいてもいいんじゃないか、という印象はぬぐえません。

つい最近も、酒田のある市議会議員が横領のようなことをして、議員辞職したばかりだし。

選挙が終わってから言ってもしかたないことなんですけど。

辛辣な言い方になるかもしれませんが、当選された全ての方が、実質的には、有権者のわずか1%〜2%ほどの支持を受けたにすぎない身であることを忘れないで、どこまでも謙遜に、謙遜に、忠実に、託された職責をまっとうしていただきたいと願います。


新約聖書 ヤコブの手紙4章6節
「それで、こう書かれています。『神は、高慢な者を敵とし、/謙遜な者には恵みをお与えになる。』」