人間、考えつづけていると、今を感じられなくなる。
思い悩みや煩いは、頭の中で「こうなったらどうしよう」と考え続けていることだから。
考えるから、今、味わえるはずの、喜びや感動を味わえない。
美しい空を見ても、「考えて」いるから、その空の美しさを味わえない。
美しい音楽を聞いても、なにか「考えて」いるから、今、聞こえている、響いている、音の響き、旋律の美しさを味わえない。
頭で考えるのではなく、今、注がれている恵みを、味わい、感じたいのだ。
理屈や説明はいらない。うまいものはうまい。美しいものは美しい。それでいい。
そんな今を味わい、その素晴らしい今をくださった神さまの愛に、感謝したい。
ただそれだけ。
ああ、そんな「考えないで、感じる時間」が、もっと必要だ。