今日の黙想

 箴言5章
「人の歩む道は主の御目の前にある。
その道を主はすべて計っておられる」(5章21節)



 人の目さえなければなにをしてもかまわない、という人と、人の目があろうとなかろうと、いつも「主の御目の前にある」ことを意識して生きる人と、どちらが信頼に値する人かは、いうまでもない。


 子どもがそのような信頼できる人に育つためには、まず、自分自身が「主の御目の前にある」ことを意識して日々生きること。


 多くの人は、「人に迷惑をかけない」という考え方しかもっていない。それではだめ。なぜなら、その教えで育ったこどもたちは、「それじゃあ人にさえ迷惑をかけなければ、なにをしてもいいんんだ」という考え方をもつから。たとえば、高校生が、双方の合意による売春をして、「だれにも迷惑をかけていない」と開き直ることもある。


 「人の目」ではなく「主の御目の前にある」ということを意識して生きる人。それは、「人」の道をまっすぐ歩む幸いな人。