人生の優先順位は

 今年度、子どもの通う幼稚園のPTA会長を引き受け、吹奏楽団のほうも、今年度から事務局のメンバーを引き受けて、すこし忙しくなってきました。

 いろいろと重なってくるなか、なにを大切にするのか、優先順位をしっかりしておく必要を感じています。


 さて、私たちは、目先のことはともかく、人生の優先順位というものには、意外と無頓着なものです。


 たとえば、家族を幸せにするためにと、仕事に精をだすお父さんが、妻と話したり、子どもと遊ぶ時間もないほど忙しくしている、ということがあるとするなら、本末転倒のように思います。


 ある人は、お金持ちになるために、一生懸命働いたために、過労で病気になり、貯めたお金を治療のために費やしました。これも、なにが大切なのか、優先順位を間違えた結果です。そして、これに似たような事を、私たちもしてしまいやすいもの。


 何が大切なことで、なにがそれほど大切ではないのか。その人生の優先順位を聖書からしっかり見定めたいのです。そして、大切なことにこそ、与えられている、時間と労力を十分に用いたいのです。


「人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか。自分の命を買い戻すのに、どんな代価を支払えようか。」(マタイによる福音書16章26節)


「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。」(マタイによる福音書6章33節)