今日も黙想

コヘレトの言葉10章14節
「愚者は口数が多い。未来のことはだれにも分からない。死後どうなるのか、誰が教えてくれよう。」


「死後どうなるのか」という訳は意訳。原文のヘブル語では「これから後に起こる事」となっている。


 世界的な不況ということもあるのでしょうが、本屋に行けば、「これから後に起こる事」を予測するかのような本を、沢山の人たちが書いています。人々がそういうものを求めるからでしょうが、しかし、あまりその類のものに踊らされるのは、愚かなことなのかもしれません。


 占い師もまた、未来の事を、さもわかったかのように語ります。「愚者は口数が多い」ものです。


 イエスさまは言われます。

 「だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」(マタイによる福音書6章34節)