釣りの師匠と

shuichifujii2015-03-14

生きている魚を、素手でさわれない臆病者のわたしに

去年から、釣りをおしえてくれたパパ友の釣りの師匠がいるんです。

でも、なんどか一緒に近くの海まで釣りに連れて行ってもらっても、

わたしは一匹も釣れないまま、1年がたってしまいました。

このまま、酒田を離れさせるわけにはいかないと

釣りの師匠が、この前の土曜日の夜、わたしを港まで連れだして

懇切丁寧に、釣り方を指導してくれました。

「釣りはイメージですよ」と師匠

特にルアーという疑似餌の場合は、なおのこと、

魚の立場にたって、魚のいるところや、習性をちゃんとイメージして、

疑似餌であるルアーを、本物の餌だと思わせるように、動かし

魚に食いついてもらわなければならないのだから

魚の気持ちも考えず、自分のやりたいように糸を垂れていても、釣れるわけがないんです。

そこにいる魚の身になってイメージできるようになる、ということなんだよな

そして、やっと一匹、黒ソイのちいさいのが、釣れました。生まれて初めて

師匠と二人で、大喜びで、握手。さすがに一年越しだから、感動もひとしお

でも、釣った魚を素手で触れなくて、師匠が釣り針をとってくれたのですが(^_^;)

こんな情けない弟子を、よく辛抱して、見捨てないで、一年間指導してくださいました。ありがとうございます。

そもそも、メンタル的に、魚をさわれない、という時点で、釣りは向かないのは、最初からわかっていたけれど、

でも、彼と一緒に、自然の中で、さまざまな魚のことを教えてもらったり、こどものことや、家族のことをはなしたりする、時間がとても楽しかったんだよね。

そう、だから、実は魚を釣る、ということが、目的ではなくって、

ただ、一緒に、

神さまがつくられた、自然を味わい、感じる、

幸いな時間を、すごしたかったんだと、思うんですよ。