小磯良平 「聖書装画展」

shuichifujii2008-11-26


 12月25日まで酒田市美術館にて、小磯良平 聖書装画展が行われています。

日本近代洋画の巨匠 小磯良平画伯については下記を参照してくださいませ。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E7%A3%AF%E8%89%AF%E5%B9%B3


 聖書の発行元である日本聖書協会の依頼で、1971年刊行の口語訳聖書に挿絵を書かれたものです。聖書の記事から32の場面を描いた作品と、そのデッサン43点、計75点が紹介されています。


 受付には、挿絵入りの聖書や関連の書籍、装画のカードなどが置かれていて、なんだか、キリスト教書店にきたような感じがしました。


 展示されている水彩画には、一つ一つの場面の聖書の箇所が、説明として書かれています。絵を楽しむだけではなくて、聖書も読めるなんて、素晴らしいですねぇ。

(会場にあった、小磯氏の年表をみると、小磯氏は30歳のときに洗礼を受けておられますね。)
 展示されている聖書の場面は以下のごとくです。

1.エデンの園
2.ノアと洪水
3.バベルの塔
4.アブラハム、イサクをささげる
5.ヨセフの兄弟、ベニヤミンを連れて再びエジプトへ
6.海を二つに分ける
7.十戒
8.ヨシュア、民を送り出す
9.ギデオン、300人を選ぶ
10.ボアズの畑で落穂を拾うルツ
11.サムエルへの主の呼びかけ
12.カルメル山上のエリヤ
13.モーセの律法の朗読
14.獅子の洞窟に投げ込まれたダニエル
15.ヨナ、海に投げ入れられる
16.占星術の学者たち、イエスを拝む
17.神殿での少年イエス
18.イエス、洗礼を受ける
19.イエス、漁師を弟子にする
20.中風の人をいやす
21.徴税人と食事をする
22.ヤイロの娘を生き返らせる
23.善いサマリア人
24.エルサレムに迎えられる
25.神殿から商人を追い出す
26.最後の晩餐
27.ゲッセマネの祈り
28.十字架
29.復活する
30.聖霊が降る
31.ステファノの殉教
32.サウロの回心



 聖書の世界を、どうぞ覗いてみてください。