ケロっとしている

 勇希はそこらへんに落ちているものを、なんでも口に入れるので、目が離せません。上の子たちのエンピツとか、危なそうなものを手にしているのを発見したら、親として、彼からすぐに取り上げてしまいます。


 でも、勇希は取り上げられてもあまり泣きません。けろっとしています。次から次へと取り上げられても、平気なのです。まだ、執着心がないのかな。


 天の父なる神様も、神の子である私たちのために、時に必要なものを与え、時に、必要でないものを取り上げてくださるでしょう。でも、人間、取り上げられたら、なかなか、けろっとしていられるものではありませんね。じたばたしたり、泣いて悲しんだり・・・。


 与えられても、取り上げられても、天の父の愛の配慮のなかに生かされている平安。信仰からくる平安がいただけるって、感謝なことなんですね。