さてすでに、「キリスト教入門」という言葉を使ってしまった時点で、わたしはある壁を作ってしまっているんですよね。
なぜなら、「そんなものわたしには興味も関係もないわ」と思う人がいるでしょう。
まあ、そういう人に語っても、難しいんですけど、でもそれでも、本当はこういいたい。
「これって、あなたにもかかわりがあることなんですよ」
だって、すべての人にとって、
「自分は何のために生きているの」
「自分はどこからきて、どこにいくの」
「この自分には価値があるの。愛されているの」
という問いは、みんなが抱いている「問い」のはずだし、
気が付いていないとしても、実はすべての人にとって、必要なこと、求めていることのはずなんです。
だれもが、この大切な問いに「蓋」をして考えないようにしていたり、
お金とか仕事の成功とか、幸せな家庭とか、健康長寿とか・・・
そういう目の前の必要だけで十分だとおもっているけれど、
その内側というか、奥深くには、気づいていない(潜在的)な必要を、みんな抱えているんですよ。
なので「キリスト教入門」といっても、宗教の説明ではつまらないし、あんまり意味がない。
どうしたら、「あ、それ、わたしにも関わりあることじゃない」と思ってもらえるんだろうってなやみながら、書いていこうと思います。