恐れることはない

今日の黙想(性差別問題委員会を覚える日)

イザヤ7章

「彼にいいなさい。落ち着いて、静かにしていなさい。恐れることはない」3節


ユダの王アハズに対して、イザヤを通して語られる主の言葉

アラムとエフライム(北イスラエル)の同盟軍が、ユダを攻め支配しようとする状況のなかで、

「それは実現せず、成就しない」7節と語られる主

そのしるしとして、やがて
「乙女が身ごもって、男の子を産み
その名をインマヌエルと呼ぶ」14節との言葉が続く。

新約聖書のマタイによる福音書は、主イエスの誕生が、このインマヌエルと呼ばれる子の誕生であったと告げる。

約700年の時代を越えて、この出来事が繋がっていると告げる聖書の不思議。人間の合理を越えた世界。

しかし、二つの出来事に共通していることは、

主イエスがお生まれになった時にも、神の使いの言葉として「恐れるな」という呼びかけがなされたということ。

「恐れるな わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる」(ルカ2章9節)

時代状況は違えど、救いの神の呼びかけはいつも

「恐れるな」「恐れることはない」なのだ。

今、この不安な時代にいきるわたしたちにも、

救いの神は同じように

「恐れるな」と呼びかけてくださっているに違いない。