今日の黙想
詩編142編
「わたしの霊がなえ果てているとき
わたしがどのような道に行こうとするか
あなたはご存知です
その道を行けば
そこには罠が仕掛けられています」4節
142編は嘆きの詩編
苦しみの中にある時に、主に叫び訴えることが歌われる。
その苦しみのなかで、「霊がなえ果てる」という状態に至ることが、歌われる。
「霊がなえ果てる」とは、心が疲れ果てるということか。そして、失望、絶望に至るということか。
ネガティブで否定的な感情に支配されているとき、大切な決断をしてはならない。
そこには「罠」が仕掛けられているから。
落ち込んでいるときに、「もういいや」と投げ出してしまったり、
怒っているときに、してはならないこと、言ってはいけないことを、してしまったり。
むなしさに取りつかれているとき、もっとむなしいものを求めてしまったり。
そんな道に、人は迷いやすいことをさえ、主は知っていてくださるのだろう。
そんなとき、こう祈ることができますように
「わたしの魂を枷(かせ)から引き出してください。
あなたの御名に感謝することができますように」8節