映画「ホテル・ルワンダ」を観る

 12年前ルワンダで、100日間で約100万人の人が殺された大量虐殺事件の時、ホテルの副支配人が1000人以上の難民を匿い助けた実話に基づいたドラマ。極限状態になれば、人間は実に残酷なことを行うことができ、また、誰もが自分や自分の家族さえ助かればいいと考える弱さ、罪深さを見せつけられるとともに、その暗黒の中においてこそ、隣人のために生きようとする行動は、闇を照らす光として輝きわたることを思いました。この映画には悪役も善い役も存在せず、どの役も自分と重ね合わせることができ、いったい自分がこの立場ならどうすると問われ続けるような、そんな映画でした。
 バプテスト連盟がルワンダに佐々木先生ご家族を派遣させていただいていることの意義をあらためて思いました。