まっすぐに立つ

終わりの時についてイエスは言われます。
「それから、太陽と月と星に徴が現れる。地上では海がどよめき荒れ狂うので、諸国の民はなすすべを知らず、不安に陥る。人々は、この世界に何が起こるのかとおびえ、恐ろしさのあまり気を失うだろう。天体が揺り動かされるからである。その時、人の子が多いなる力と栄光を帯びて雲になってくるのを、人々は見る」(ルカ21:25-27)。

これらのことすべて、すでに起こっています。
神の御心に深く聞くことを知る人には、この世の絶望と大いなる解放の訪れとは、どちらも日々目に見えています。

 それでは、私たちは何をすべきなのでしょうか。イエスははっきりと言われます。

「身を起して頭をあげなさい。あなたがたの解放の時が近いからだ」(ルカ21:28)

ここに多くの希望があります。私たちは気を失う必要はありません。
身を起し、腕を伸ばして私たちの主を迎えることが出来るのです。

 ヘンリ・ナウエン 「今日のパン・明日の糧」より