寿司のにぎりには、ちょっとだけワサビがつくことで、味が引き立つでしょう。
ワサビって、ほんのちょっとなのに強い刺激で涙がでる。そんなものをなんでつけるのかと思うけれど、ワサビがつくとおいしい。ワサビがつかないと、なんだか味に締りもない。
出来れば人生。何事もなく平穏無事に、涙を流すようなこともなく過ごしたいと思うもの。でも、それでは味気ない。
涙はでるけど、ワサビがつくとネタがおいしくなるように、人生に涙を流す試練があるのは、味のある人生とするための神さまのお考えなのかも。
そうはいっても、全部わさびでは、とても食べられない。ワサビには適量がある。
神さまは、その人その人の人生が、美味しい人生になるための、それぞれのワサビの具合を、だれよりも知っておられるにちがいないのだ。
新約聖書
1コリント10章13節
「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。」