「あの教会に行こう」

shuichifujii2012-09-19

 昨日の夕方、教会の英語教室が始まるまでの時間。早くやってきた子たちと、庭掃除。

喜んで手伝ってくれるいい子たち。


22日(土)に「のぞみキッズ」の秋祭りで、庭も使うからきれいにしよう!と、伸びていた雑草を切った。


「学童」はあまり楽しくないらしい。特に学校が休みの日にも行かなければならない時は。


 わたしが子どもの時も、両親は共働きで、あまり楽しく過ごした思い出がない。

 小学生の頃、自分は何をしていたのか、断片的な記憶しかない。性格的に気が弱く、仲間はずれやいじめられやすいタイプであったこともあるのだろう。
人は悲しい記憶を「乖離」させると聞いたこともある。


 ところが、おとなになり、実存的な悩みを抱え、クリスチャン作家の三浦綾子さんの本を読んだり、聖書を読むようになっていたある時、昔、さそわれて教会の子ども会に一度だけ行ったときの記憶が蘇ってきた。何をやったのかは覚えていないけれども、ただ楽しかった雰囲気が脳裏に浮かんだ。

 そして「あの教会に行こう」と思った。それは26歳の春。


 そして20年後の今、牧師という立場になって、酒田という場所で、教会の子ども会「のぞみキッズ」を開いている。不思議だ。


 これから、子どもたちが大人になっていく道筋において、直面するであろう様々な苦しみ、悩み、悲しみ。

 生きていてもなにも良いことなんてなかったと思ってしまうような、そんな暗闇の時に、どうか、小学校の頃に行った教会で体験した「のぞみキッズ」の風景を思い出してほしい。そして「ああ、あの教会に行こう」と、神さまの愛と恵みのもとへともどってくるんだ。