駅での別れ

shuichifujii2007-08-21

 二週間ほど滞在していた妻の両親が今日、東京に帰りました。この間、いろいろと助けられ、とても感謝です。駅でのお別れは、回を重ねるごとに悲しい儀式ではなくなり、子どもたちも笑顔でさよなら出来るようになりました。

 思えば、酒田にやってきて一年。当初は、東京での友達や教会の方々と別れる喪失感や、一人も知り合いのいない地で生活する孤独感や疎外感を家族みんなで強く感じていたので、たまに酒田に来てくださった知り合いの方との駅での別れは、この上もない寂しさを感じさせたものでした。特に、別れの時に、妻や子どもたちに泣かれるのが、辛かったです。


 しかし、今、駅での別れが平気になったのは、べつに別れに慣れたわけではなくて、この酒田に知り合いができたからでしょう。夕食の時に「去年は、スーパーに買い物に行っても誰一人知っている人はいなかったけれど、今は、いつもだれか知っているお母さんとあうのよ」と妻。二人でこの一年を振り返り、沢山の出会いに「感謝だね」と語り合いました。