今日の午前中は、傾聴塾の5回目の講義を、酒田のボランティアセンターにて受けました。
今日はスピリチャルケアについて。
スピリチャルペイン・・・自己の存在と意味の消滅から生じる苦痛
スピリチャルペインを和らげ、軽くする援助がスピリチャルケア
人は、年を重ねるにしたがって、社会的、身体的、精神的に喪失体験をしていきます。そのなかで、お金や能力など、計ることのできる価値観ではなく、計ることのできない、存在価値へ価値観を転換することを傾聴によって援助し、スピリチャルペインを和らげていくことがスピリチャルケアです。
傾聴とは、ただお茶のみ話を聞くのではなく、スピリチャルケアを目的とする奉仕です。そういう意味で、牧会カウンセリングに非常に近い働きです。
講義が、死の向こう側から生をみる視点。超越的存在との関わりと、深まっていくなかで、自ずとキリスト教信仰の話しとなり、自分の信仰と希望について語ることが許され、感謝でした。
そして講義を受けながら、あらためて、臨床の現場において、死を超えた希望をもつ信仰者の働きが求められていること。また、神に作られた存在価値を知る信仰者こそが、死に向かう人々の、魂の叫びを聞く奉仕に招かれているのではと思いました。
このボランティアに出会うことができたことを、主の導きと感謝しています。